アニメ批評その998 久保さんは僕を許さない
評価:★★★(ざーさんが可愛い)
概要
『久保さんは僕を許さない』(くぼさんはモブをゆるさない)は、雪森寧々による日本の漫画作品。
集英社の連載権争奪企画「シンマンGP2019」にて連載権を獲得。
『週刊ヤングジャンプ』(同社)にて、2019年47号より2023年14号まで連載。
2021年9月時点で単行本の累計発行部数は100万部を突破している。
2023年1月10日 - 6月20日までアニメが放送された。
※途中で中断があり話数は全12話
あらすじ
白石純太はクラスの中で非常に影が薄いいわゆるモブキャラクターと呼ばれる存在である。
その純太はクラスメイトや担任にさえ存在を認識されないほどに影が薄いが、久保渚咲は純太のことを普通に認識することができる。
影が薄い純太に興味を持った渚咲が純太と関わる事で徐々に純太に対して、恋心を無意識に抱くようになる。
本来接点のないはずの2人が渚咲の興味がきっかけで仲良くなり、学校生活や私生活で行動を共にするようになるという日常を描いたラブコメディである。
メインヒロインの久保さん(cv.花澤香菜)です。
はい、可愛いですね。
主人公の白石くん(cv.河西健吾)です。
初見の方はこのキャラデザを見て「えっ!?」っと思われるかもですが、すぐに慣れるので大丈夫です。
およそラブコメの主人公とは思えない見た目の白石くんですが、忍びの様な影の薄さと人柄の良さに好感が持てる様になってきます。
で、ヒロインの久保さんがですね、
めっちゃグイグイきます。
最初は物珍しい珍獣観察をしていた感覚だった久保さんが、徐々に白石くんに惹かれてくという話なのですが、まぁ・・・
あざと可愛い久保さんというか、可愛いざーさんの演技をニヤニヤしながら視聴するアニメです。
ラブコメにありがちな「ここまでしておいてまだ付き合っていないとか!」「甘すぎて砂糖吐きそう」というコメントが付きそうなアニメですが、ざーさんが可愛いので全てが許せる気持ちになります。
◆上手い手抜きは褒める私
ファンの方には申し訳無いのですが、本作は原作が物凄く売れている訳でも無ければ連載も終了しておりますので、思った通りの低予算アニメでした。
が、それを感じさせない作りをしておりまして、キャラの動きの少なさをざーさんの可愛らしい演技で誤魔化し、キャラのデフォルメ化も割と多いのですが、それもざーさんが可愛いので全然気になりません。
むしろアクセントとなってて良いまであります。
低予算のアニメで上手い手抜きが出来ないと作画崩壊や、そもそものキャラデザが残念な感じになりがちです。
とはゆえ、ざーさんの演技が素晴らしいから成立している部分もあり、ざーさんをキャスティングした方が本作のMVPだと私は強く思う次第です。
コメディー要素は比較的薄目で、それよりも家族愛について描かれている話が多い印象です。
ざーさんに対して何も感じないとか、特に好きでは無いという方には刺さり難いと思いますが、超人気声優のざーさんの事が嫌いな方は少ないはずです。
私は原作の漫画も読んでたのですが、上手くアニメに落とし込めていると思ってます。
取り合えず花澤香菜さんがお好きな方は視聴しておいた方が良いでしょうし、そうで無い方にはちょっちオススメし難い感じなので、まぁその際はスルーでも良いかなぁと思います。
ざーさんはどんな役を演じられても一流の演技が出来るのが素晴らしいですね!
それでは、良きアニメライフをノシ