マイセンのブログ

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アニメ批評その1103 ブルーアーカイブ The Animation

評価:★(合格ラインに達してない)

2024年4月から6月までテレビ東京系列ほかにて放送された人気ソシャゲのアニメです。
先に申し上げておきますが、私はソシャゲ原作のアニメに関しては多少甘めに評価しております。
ソシャゲ原作のアニメ化は色んな縛りが多く、良いモノを作るのが非常に困難なのですが、既存のファンに向けてそのコンテンツの健在っぷりをアピールする為に制作されてますので、そのゲームに興味の無い一般視聴者からは厳しい目で見られがちです。
そういった前提がある上で、本作の評価に移らせて頂きます。

◆OPの評価が高い


【ブルアカTVアニメ】 ノンクレOP「青春のアーカイブ」
これに関しては異論は無いのですが、問題は他に褒めるべき点が無い事です。

◆謎が多い

「勢力が多過ぎて訳わからん」
「何故女生徒達が町の自治をしてるのか?」
「人と擬人化した動物が同居する世界観が意味不明」
といった疑問を感じた方は多いと思われますが、一番の謎はコレでしょう。

頭の上にある輪っかです。
これは「ヘイロー」と呼ぶのだそうですが・・・

ヘイロー?
ブルアカにわか勢の私にはこれが何なのか分からないのですが、有識者に聞いた処・・・
「ブルアカ民ですらよく分かってないw」
と言われました^^;
ブルアカに出て来る女の子達は人間ベースの子もいれば、エルフ耳の子や獣耳の子までおりますので、そこも含めて世界観が全然入ってこないというか、理解が出来ません。
これがまさにソシャゲ原作のマイナス要素であり仕方の無い部分ではあるのですが、アニメ化に際し事情を知らない方々から酷評を受ける要因となってしまいます。

◆戦闘が意味不明

元が銃火器で戦うタワーディフェンスゲームなので、アニメでも戦闘シーンが多めです。
問題は、近距離で被弾しても「痛い!」で済んでしまう処なのですが、その銃は玩具などでは無く戦車の装甲を凹ませる程度の威力があります。

「なるほど、ブルアカの女の子達はウマ娘みたいに強靭な肉体を持ってるのだな?」と無理やり納得しようと思いましたが、それなら全然ダメージが入らない銃に頼らずに拳で殴れば良さそうなモノで、メインとなる戦闘シーンが茶番に見えて仕方ありませんでした。

建物を爆破出来る様な爆弾もありましたので、銃では無く何故爆弾と拳で戦わないのか…
何故なんですかね?
戦闘シーンがサバゲーにしか見えないのですが「サバゲーアニメは失敗する」という格言がありますので、本作は見せ場である戦闘シーンが足を引っ張ってしまってます。

◆ソシャゲ原作のアニメの在り方

冒頭にも記載しましたがソシャゲ原作のアニメ化は非常に難しく、人気作になるのは稀であり、ウマ娘の成功は異例中の異例です。

現実的に狙えるのはプリコネくらいのラインです。
この作品はソシャゲのPVの様な作りで毎週新キャラが登場し、1つの話が短めで完結し、ストーリーがサクサク進みます。

ブルアカに関してはウマ娘の様に話題に上がる様な印象的なシーンは無く、登場キャラ数も然程多くは無い事から「俺の嫁が登場しないんだけど?」という既存のファンからも不満が出ておりました。
メインキャラを絞ったのであればもっとマシなストーリーにすべき…といっても原作を改変したらそれはそれで問題がありそうなので、やはりプリコネ路線でシリアスなシナリオでは無く、お気楽な感じで毎週新キャラが登場してワチャワチャする感じで良かったと思います。

◆先生の存在感

アークナイツのアニメでも言われた事ですが、プレイヤーの分身ともいえる先生の存在感というか価値がどうしても高い様には見えません。
もう少し頼り甲斐がある処を見せるとか、有能っぷりをアピールして欲しかったです。
あと最終回が近い11話目で、この先生と悪役の会話が長すぎて驚かされました。
最終回目前で会話シーンだけであれだけの尺を取る必要が本当にあったのでしょうか?
ちょっと他の作品ではなかなかお目に掛かれなかったのですが、原作勢はまだしも新規勢からすると信じられない事です。

作画も悪くは無いにしても良くはありませんでしたし、退屈なバトルシーン多めで全話視聴するのは本当にきつかったです。
円盤にはアプリで使えるシリアルコードが付属するとかで「ブルアカが覇権を獲る!」と言われておりましたが、未だに円盤が何枚売れたか公表されていない事について闇を感じます。
誰か何枚売れたのかご存じの方がおりましたら教えて下さい。
※煽りでは無く、円盤売上のまとめ記事を制作する予定があるので本当に欲しい情報です。

誤解して欲しく無いのは、私はブルアカのゲームの方は非常に高く評価しているという点です。
アークナイツのアニメ化も失敗気味でしたが、本作も同じYostar Picturesが制作しております。
製作協力したタイトルの中には名作と評されたアニメが多々ありますが、同社主体で制作したアニメにまともな作品が一つもありません。
ちなみにアークナイツのアニメは出来が悪いという訳では無く、映像としてのクォリティーや音楽の面では評価されてるのですが「ストーリーがあまりにもつまらな過ぎる」という点で原作勢からも辛辣な評価を受けております。
ブルアカファンとしては本作の事を悪く言いたくないという気持ちは分からんでも無いのですが、どのレビューサイトを見てもウマ娘の3期以上の酷評を受けている現実は受け止めるべきで、制作会社を変えてもらうとかの要望は出してもいいんじゃないかと思います。

結論としましては、
ブルアカのゲームは良作だが、アニメはクソ
というのが私の評価です。
もっとマシな見せ方があったと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ

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