アニメ批評その32 バジリスク ~桜花忍法帖~
評価:★(金の無駄)
前回のアニメ記事が「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」だったので、今回は「桜花忍法帖」の方です。
こちらは過去に書いた記事ですが、この時点ではまだ作品が完結していなかったので全て視聴した今改めて申し上げさせて頂きますと・・・
「やっぱりクソだった」
これが感想です。
あの進行速度でどうなるのかな?と思ってましたが案の定漫画版とは異なる展開で、伏線も回収しないまま終わってしまいました。
伏線というか、本作の最大の謎は主人公とヒロインの出生の秘密なのですが、その部分は謎のまま終わってしまいましたし、桜花なる奥義がどの様なものだったのかもわからずじまいです。
しかも最後の終わり方も意味不明でした。
パチンコの為に作られたアニメと言っても、前作が良かっただけにここまで酷いと泣けてきます。
全24話ではなくもう少し縮めて作画をよくする位の事はして欲しかったし、この内容でパチンコ(パチスロ化)して人気が出るのかどうかも怪しい所です。
どこがどうダメだったのかと言えば声優以外全てダメです。
内容的に面白い所は一つもありませんでした。
視聴者は時間を無駄にし、制作会社は信用を落とし、出資元は金を無駄にした誰も得をしない不幸な作品が生まれただけでした。
監督を務めた西村純二氏は実績とキャリアのある方だったのに何故この様な・・・
予算が少なすぎたのか制作期間が短すぎたのかはわかりませんが、輝かしい実績もクソみたいな作品を1つ作るだけで大きな傷がついてしまいます。
思った通りの作品が作れそうにない時は、実績のある方なら依頼を断って欲しいなぁ、と思う次第です。
今回はこの辺で失礼致します。