アニメ批評その50 めぞん一刻
評価:★★(高橋留美子大先生の名作)
あらすじ
非常に古い木造アパート「一刻館」に新しい管理人、音無響子がやってきた。
5号室に住む浪人生の五代裕作は可憐な彼女に恋をする。
うら若い未亡人の管理人と年下の下宿人、ふたりの淡い恋愛模様を中心に、個性的な人々が集う一刻館の賑やかな日常を描く。
★2評価ですが、本作が名作であるのは間違いありません。
ただ絵面や表現方法がかなり古臭いのでこの評価とさせて頂きました。
正直今の10代20代の方にはオススメしにくいなぁ、と思います。
原作の連載についてですが、当時20代の高橋留美子先生が大人気漫画である「うる星やつら」と同時に執筆していた訳ですが、今考えるとアリエナイ位凄い事ですよね。
うる星やつらの設定も斬新でしたが、このめぞん一刻もヒロインが未亡人という前代未聞とも言える設定ですし、本作の後に未亡人がヒロインの作品で人気が出たものはないと思います。
発想が天才的な上に連載も長く続いた訳です。
凄すぎますよね。
今も昔も世の男は処女厨だったり若い少女が好きだったりする訳ですが、年上の未亡人がヒロインに人気が出た訳ですから、如何に本作が面白かったか
如何にヒロインである音無 響子さんが魅力的だったのかが窺えると思います。
未亡人に恋するという本来重いテーマのはずなのですが、ギャグ要素というかとにかく賑やかな作品でそれをあまり感じさせません。
しかしラブコメなので、重いシーンや目頭が熱くなる様なシーンもあります。
私の様なおじさんは昔を懐かしんでついつい観てしまいますが、若い方向けではないのでオススメ出来ないのが残念です。
次回も高橋留美子先生の作品をご紹介させて頂きます。
それでは、良きアニメライフをノシ