アニメ批評その51 うる星やつら
評価:★★(天才高橋留美子大先生の名作)
概要
浮気者の高校生・諸星あたると、彼を愛する一途な宇宙人美少女・ラムを中心に架空の町、友引町や宇宙や異次元などを舞台にしたドタバタラブコメディ。
その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは1980年代のみならず以降の漫画界とアニメ界に衝撃を与え、当時の若者たちの圧倒的支持を受けて一大ブームを引き起こし、若者文化にも影響を与えた。
めぞん一刻同様古い作品なので、若い方にはオススメしずらいです。
めぞん一刻は年上の未亡人がヒロインで斬新だったと書きましたが、本作はそれ以上に斬新な設定です。
ヒロインのラムちゃんですが、宇宙人で鬼族です。
そのいでたちは虎柄のビキニであり、語尾に「だっちゃ」がつくのです。
しかも押しかけ女房キャラです。
よくここまでの凄い設定を考えられるものだと思うというか、近未来的過ぎる想像力には脱帽です。
やはり高橋留美子先生は天才です。
斬新かつ魅力的なのはラムちゃんだけではありません。
とにかくキャラ数の多いアニメですが、他にも可愛いキャラや面白いキャラがたくさんいます。
個人的に主人公よりも好きな面堂くんです。
担当声優は、アニメ版では神谷明さん、パチスロ版では三木眞一郎さん。
ニューギン発売の『Pうる星やつら~ラムのLoveSong~』では新たに子安武人さんがキャスティングされてます。
暗所恐怖症&閉所恐怖症で普段はカッコつけてるのですが、 狭くて暗い場所に閉じ込められると錯乱して面白いですw
地球人キャラだけでもかなり濃いというか面白いのですが、宇宙人キャラも大勢おりますので全然飽きません。
ヒロインの設定だけを見れば現在のアニメだと完全に男性向けだと思いますが、当時は女性にも人気がありました。
本作がただの男性ウケするラブコメではなかった事の証明だと思います。
こういった設定のアニメで女性にも受ける様な作品はそうそう出てこないだろぉなぁ・・・というか、前後を見ても皆無なのでやはり凄いアニメだったんですね。
オススメしたい所ですが、古い作品であると同時に全218話&劇場版6本もありますので、ちょっと気軽にはオススメできません^^;
といいつつ、次回も高橋留美子先生の作品のご紹介となります。
それでは、良きアニメライフをノシ