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アニメ批評その241 イタダキマン

評価:★(前作で上げた評価を下げてしまった)


概要

『タイムボカンシリーズ』第7作目にして、「フジテレビ制作作品」および「昭和のタイムボカンシリーズ」としての最終作でもある。

企画段階では『オシャカマン』との番組タイトルだったが、「おしゃかになる」が「だめになる」という意味になり縁起が悪いために改題された。

『イタダキマン』のタイトルの由来は「視聴率を戴く」という意気込みを込めたものである。

本作品では『西遊記』を各種設定のモチーフとし、同時にマンネリ打破を目指した前々作『ヤットデタマン』及び前作『逆転イッパツマン』から一転、原点回帰へ向けた様々な取り組みがなされている。

作風は前作のシリアス路線とは対照的に、シリーズ本来のコメディテイストを前面に押し出した、低年齢層向けの解りやすいものへと変更。

また登場するメカも『ヤットデタマン』から続いていた直立ロボット路線から、昆虫や動物など低年齢層向けの親しみのある生き物をモチーフとしたものとなっている。

さらにシリーズ作品の多くで導入されていた「モノ探し」の要素も本作品にて復活している。

その上で、「主人公が素性を隠して平素は三悪人と行動している」「イタダキマンの毎回の敵は妖怪であり、三悪人は妖怪の戦闘をサポートするセコンド的立場となった」「これまでメカに乗り込んで戦ってきたヒーロー自身が巨大化変身して戦う」など、新たなアイデアも導入している。

またシリーズ2作目である『ヤッターマン』を除き、シリーズで長らく踏襲されてきた「タイムトラベル」要素は本作品では盛り込まれていない。

前作まで土曜18時台後半に放送されていた『タイムボカンシリーズ』であるが、本作品では1時間繰り下げる形で19時台後半へと移動した。

当時フジテレビの同時間帯は、1980年3月に『欽ちゃんのドンとやってみよう!』が終了して以降、後番組が軒並み半年以内で打ち切られていたこともあり、放送枠のてこ入れとして『タイムボカンシリーズ』を移動させたものの、本作品もやはり半年という短命に終わった。

チーフディレクターの笹川ひろしは、内容的には面白いものになったと自負していた一方、低視聴率になった原因について「時間帯の変更により定着していた視聴習慣が新しい時間帯にはなかったのではないか」と分析している。

本作品の終了に伴い、『タイムボカンシリーズ』のテレビシリーズも、制作・放送局をテレビ東京に移した『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』(2000年)まで、長らくの休止期間に入ることとなる。

あらすじ

オシャカ様はオシャカ学園のオチャカ校長を通して、三蔵法師一行の子孫の3人である三蔵法子、サーゴ・浄、猪尾ハツ男にオシャカパズル集めをするよう命じる。

オシャカパズルにはお釈迦様が残した大切な宝のありかが秘められている。

3人は旅に出てパズル集めを開始するが、オシャカ学園を目指す万年浪人のヤンヤン、ダサイネン、トンメンタンの三人は、パズルを集めれば宝が手に入る上にオシャカ学園入学の口実になると考え、法子たちの邪魔とパズルの横取りを始める。

しかし、法子たちがどこかで襲われるとイタダキマンがやってきて悪玉トリオをやっつける。

イタダキマン - Wikipediaより抜粋


主人公の孫田 空作(cv.田中真弓)です。
西遊記をモチーフにしているとはゆえ、サルっぽい主人公は当時でも受け入れられなかった様です。

ヒロインの三蔵 法子ですが、前作のランみたいな可愛さは微塵もありません。

敵役の二束三文トリオ
放送された時間帯が変わったというのも確かにマイナス要因だったかもしれませんが、作画レベルが落ちて主人公もヒロインもダサくなったら人気も出ませんよねぇ・・・

イタダキマン
「ギャグ調になったからこんな感じです!」と言われても納得出来ない劣化具合です。
イッパツマンで人気が戻ったタイムボカンシリーズに泥を塗った作品と言われても文句は言えないと思います。
個人的にはタイムボカンシリーズの中で一番の低評価です。
概要欄が長くなってしまったので、ここまでにしておきます。


それでは、良きアニメライフをノシ

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