アニメ批評その1037 ぶっちぎり?!
MAPPAは京アニやufotableと並んでアニメ界では「凄い制作会社」というイメージが強く、私の中でもかなり評価が高かったのですが…
最近のMAPPAさんは仕事のし過ぎで、クォリティが怪しい作品が目につきます。
制作が中止となったアニメにある様なので、高品質を保てる仕事量で頑張って欲しいと願っております。
という事で「MAPPAだけど婦女子向けかつクォリティも微妙」という話を聞いてスルーしてたアニメをechoさんがしっかりと視聴してくれてました(有難うechoさん)
評価:★★(MAPPAは中途半端な出来なら作らなくて良い)
概要
MAPPA制作によるオリジナルテレビアニメ。
2024年1月からテレビ東京系列ほかにて放送された。
テーマはヤンキーものに、千夜一夜物語の要素をミックスしたものになっている。
監督・内海紘子、シリーズ構成・岸本卓、キャラクターデザイン・加々美高浩。
あらすじ
転校先での甘い高校生活を夢見る荒仁
しかし、彼のやってきた威血頭(いちず)高校では魅那斗會(みなとかい)とシグマスクワッドという2つのグループが“テッペン”を目指して張り合っていた。
可憐なクラスメイトのまほろとの出会いに幼馴染の真宝と再会
そして伝説の“本気人”を名乗る千夜との遭遇によって荒仁の運命は大きく動き出していく・・・?!
内海紘子監督、制作MAPPAのオリジナルアニメです。
内海紘子は『Free!』や『BANANA FISH』など女性向けの男同士の友情物語を得意としている監督さんです。
前作『SK∞(エスケーエイト)』はカッコいいキャラクターとカオスなストーリー展開で、一部で人気を博している隠れた名作です。
今作もヤンキー漫画と千夜一夜物語のランプの魔人をかけ合わせた、ちょっとカオスなアニメとしてスタートしたのですが・・・
成長しない主人公
魅力のないヒロイン
コメディなのかシリアスなのか…中途半端なストーリーと、前作と比べていまいちな内容でした。
作画はMAPPAなので期待していたのですが、呪術廻戦の直後でリソースを割けなかったのか良くも悪くも無いといった出来です。
もっとはっちゃけた『ぶっちぎり』な作品だったら評価も変わったのでしょうが…。
それよりもMAPPAさんは抱えている作品も多いので、中途半端なアニメは回避して名作のアニメ化に集中して欲しいところです。
ゾンビランドサガの劇場版忘れてませんよ…?
では、良きアニメライフを!