ムラゴン ホーム
キャッツ・アイがトラウマになった話
キャッツ・アイ(アニメ)の批評記事を投稿したら・・・
パン屋さんが食いついてきたので、今回は私がキャッツ・アイがトラウマになったお話をさせて頂きます。
遡る事・・・かなり昔
当時遊戯王大好き侍だった私は友人から合コンのお誘いを受けました。
友人：女の子4人来るんだけど、男が3人しかいなくてさぁ～
私：はぁ～忙しいんだけど(本当は暇)君の頼みだから付き合うよ(やったぜ！)
友人：有難う！じゃぁ金曜日18時に集合ね！
私：あっちょっと待って！どんな子達がくるの？
友人：〇〇(アで始まる9文字のカードゲーム)をやってる子達なんだけど
私：ごめん、ちょっと考えさせてくれる？
まぁ、結局行く事にはなったのですが私の知る限り、アで始まる9文字のカードゲームプレイヤーに可愛い子はいなかった気がするというか、当日ジャージを着た髪ボサボサの女が来たらどうしよう？と内心ビビりながら当日を迎えました。
＜運命のキャッツ・アイがトラウマになった日＞
「はぁ～気が乗らないわぁ～」
と言いつつ集合時間の30分前には到着していた私です。
「もしかして、もしかすると可愛い子が来るかもしれない」
こんな淡い期待を持った若き日のマイセンさんでしたが、その期待は集合時間の訪れと共に打ち砕かれました。
この日お出であそばした4名の女性を簡単にご紹介しますと、こんな感じでした。
ザク子ちゃん(仮名)
4名の中では一番の細見(のブス)でした。
ドム子ちゃん(仮名)
少し太ましい感じでしたが、一番女子力は高そうでした。
アッガイ子ちゃん(仮名)
ずんぐりむっくりでしたが、どこか愛嬌がありました。
ゾック(ゾック)
見た目がゾックにしか見えない。
まさにゾック
(すげぇ帰りたい)
と声に出そうになりましたが、私も日本男児
女性に恥をかかせる訳にはいきません。
紳士的にモビルスーツ女性達を予約した居酒屋にエスコートし、無い元気を振り絞って自分なりに場を盛り上げる努力をしました。
宴もたけなわ
一生懸命持ちネタというか下ネタを投下し、非常に盛り上がりました。
「ちょっとトイレに行ってくんね」
この時席を立ってしまったのが色々と失敗でした。
トイレから戻るとお互いの席順が変わってて、目の前にいたアッガイ子ちゃんが横にズレて目の前にゾックが来てました。
上記の図で私が少し左寄りとなっているのは結構リアルな表現というか、可能な限り左に寄りたかった気持ちの表れです。
「何かヤバイ気がする・・・いや、絶対にヤバい」
目の前のゾックが私に熱い視線を送ってきてる気がします。
ここで渾身の持ちネタ(知り合いのオッサンが実はホモで少年を襲った話)を披露したのですが、これが不味かったです。
ゾックがめちゃくちゃ食いついてきました。
ゾック：「で、その子はどうなっちゃったんですか！？」
私：「お尻は無事だったらしいよ」
何で私は合コンの席でホモの話をしてるのだろうか？しかも水陸両用に
友人：「そろそろカラオケに行くか！」
偉いぞ！友１
これで流れが・・・
全 く 変 わ ら な い
ヤバいです。
何か友人3人とも女の子達といい雰囲気になってる気がするのです。
私：カラオケに来たんだからみんな歌おうぜ！(俺を差し置いていい雰囲気にはさせないぞ)
友1→友2→ドム→友3の順で歌って私の番になりました。
私の選曲はコレです。
もう自分を鼓舞しないと心が折れそうだったので、ウルフルズを歌わせて頂きました。
(ゾックだけはノリノリでした)
そして次はゾックの番です。
彼女の選曲は、
鮎川麻弥 / ゼータ・刻をこえて
ゾック：マイセン君がガンダム好きだって聞いたから♡
おま・・・
貴様に「ゼータ・刻をこえて」が歌えるのか？
鮎川麻弥さんぞ！？
そう心の中で呟きましたが、この時点でかなり酔っぱらっていたので声になりませんでした。
今ぁわぁ動けないぃ～それがぁ～さだめぇ～だけぇ～どぉ～♪
（えっ！？ちょ、上手いぞ！？）
あきらぁめぇわぁ～しなーいぃ～もうめざぁめぇたかぁらぁ～♪
（いや、目覚めなくていいから）
めちゃんこ歌上手いでやんのｗ
凄く驚いて吐きそうになりました。
私：つ・・・次、誰歌う？
曲が途切れたので皆に聞きましたが、ザクはカラオケが苦手とかでアッガイは少し酔ったので後で歌うとかでした。
野郎連中は女子を口説くのがお忙しい様で「マイセン君歌っていいよ(ﾆｯｺﾘ)」と言われましたが、本当に酔いが回ってたしゾックの前で隙を見せる訳にはいかなかったので、
「オイラの分まで歌って！」
とゾックに選曲の本を渡しました(昔はタブレットじゃなくて本だったのです)
ゾック：マイセン君アニメソング好きなんだよね？
私：好きという程ではないけど・・・
ゾック：ガンダムは今のしか知らないから、どうしようかなぁ・・・
私：（ゼータしか知らないとか偏り過ぎだろ）好きな曲でいいよ
ゾック：じゃぁ、コレ！
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』初代オープニングテーマ
JUDY AND MARY そばかす
私：ぁあ！俺この曲好き！（上手いけど色々とキツイでござる～）
マジで、キツい
ゾックがじゃなくて、いや、ゾックもだけどホンマに酔いが回り過ぎてゲロ吐く寸前でした。
呑みの席で、しかも合コンで吐くとかアリエマセン。
ここは漢の見せどころです。
例え相手がゾックでも水陸両用MSでも最後まで頑張る所存でした。
ゾック：次の曲は私得意なの♡
私：へぇーそうなんだ・・・ん？このイントロは！？
ここでダメ押しのキャッツ・アイ
気が付けばゾックがかなり私の傍に寄ってきてました。
杏里さんの名曲を歌の上手い方が目の前で歌ってくれてるのです。
とてもありがたい事なのですが、歌っているのはゾックです。
この時私は凄い事に気づいてしまいました。
(コイツ、髭が生えてやがる！)
女性も髭が生えるという事は存じ上げておりましたが、まだ若かった私は薄っすらでも髭が生えている女性を生まれて初めて見たのです。それまでゾックを直視していなかったため気付くのが遅れました
それはもうショックでした。
みぃ～つめるきゃっあい！
まぁじぃぷりいずだんしんぐ♪
みぃどぉりぃいろぉ～にぃ～ひかるぅ♪
ぁあ～やぁしくきゃっあい！
まぁじぃぷりいずだんしんぐ♪
つきあかりあびてぇ～♪
うぃげっちゅちゅ～♬
みいすてりあぁ～すがぁぁ～る！！
限界でした。
私：ご、ごめん(ｶﾞﾀｯ)
一目散にトイレに駆け込み
すぐに友人が来てくれましたが、もう私のライフは0でした。
私：すまん、帰る
友人：え！？
「せっかく盛り上がってるのだから、皆は気にせずにそのまま楽しんでくれ」とだけ言い残して私はお家に帰りました。
電車に乗って帰ったはずですが、どうやって帰宅したかよく覚えてません。
翌日友人から電話がかかってきました。
友人：ゾックが心配してたよ！連絡先知りたがってたから教えてもいい？
私：「実は私もホモで昨日はただの人数合わせだったんだ、ごめん！」って伝えておいて
友人：ちょｗ
後日偶然会ったアッガイちゃんに「マイセンさんホモなんですよね？ちょっと詳しいお話聞かせて頂いてもいいですか？大丈夫です、私口固いしそういった方にも理解があるんで！」と食い気味に来られて困ったのですが、それはまた別の機会にさせて頂きます。
これで私がキャッツ・アイがトラウマになった話はおしまいです。
シラフの時は聴いても大丈夫なのですが、お酒が入ってる時に聴くと平衡感覚と冷静さを失い、脂汗と共に過去のトラウマがフラッシュバックします。
ゾックには少し悪い事をしてしまった気がしないでもないのですが、合コンに髭を生やして来る方が悪いと思いました まる
長文駄文失礼しました。
それでは、またﾉｼ