SEEDもでしたが、腐女子層からも支持された作品です。
若い方も結構観ていて、ガンダムの間口を広げるのに貢献した作品をechoさんがレビューして下さいました。

評価：★★★(俺がガンダムだ！)

概要

機動戦士ガンダム00は、2007年に放送された日本のテレビアニメ。

作品タイトルの「ダブルオー」の正式表記は「00（数字のゼロ2つ）」。

キャッチコピーは「ガンダムによる全戦争行為への武力介入を開始する」（ファーストシーズン）、「その再生を破壊する－」（セカンドシーズン）。

本作は西暦の延長線上とした架空の紀年法が使われていた過去の作品と異なり、西暦2307年の地球を舞台に、武力での戦争根絶を目的とした私設武装組織「ソレスタルビーイング」を主軸に据えた物語。

ガンダムシリーズ通算12作目に当たり、テレビ放映では初めて前期（ファーストシーズン、25話分）と後期（セカンドシーズン、25話分）からなる分割放送を行った。

ガンダムシリーズ初のハイビジョン制作である。

あらすじ

西暦2307年、人類は枯渇した化石燃料に代わるエネルギー源として宇宙太陽光発電システムと軌道エレベーターを実用化していたが、莫大な建造費が必要なこれらのシステムの恩恵が得られるのは「ユニオン」、「AEU」、「人類革新連盟」の世界三大国家群のみだった。

それらの超大国間には全面的な対決こそ無いものの熾烈な軍備開発競争による冷戦状態が継続し、また、いずれの国家群にも属さなかった小国は貧困にあえぎ、紛争や内戦を繰り返していた。

西暦2307年、新型モビルスーツ公開軍事演習を行っていたAEUは、突如所属不明のMS2機の襲撃を受ける。

額に“GUNDAM”と刻印されたそれらの機体は、圧倒的な機動性と攻撃力でAEUのMSを破壊していった。

同じころ、人類革新連盟の宇宙ステーションを襲撃したテロリストを、同様の刻印が施された別の2機が迎撃し、多数の市民の命が救われた。

この騒動にメディアが沸き立つ中、世界に向けて1つの声明が発表される。

4機のMS「ガンダム」を所有する私設武装組織「ソレスタルビーイング」は、戦争・内乱など世界中のあらゆる武力紛争に同じ武力をもって介入し、戦争根絶を目指す集団であるという。

それは「平和のための武力行使」という矛盾を抱える行為であった。

ガンダムシリーズの12作目、機動戦士ガンダムSEED DESTINYから２年後に放送されたアニメです。
ガンダムシリーズ初の西暦が舞台になっており、今から約300年後の設定です。
世界観も今の世界の延長線上にある設定になっています。
アメリカを中心とした『ユニオン』とＥＵを中心とした『AEU』ロシア、中国を中心とした『人革連』に別れていて、その他の小国は貧国として内戦に明け暮れています。
そんな大国や内戦を行う国全てにケンカを売って、すべての戦争をガンダムの圧倒的な武力をもって根絶する組織が、主人公達が所属する『ソレスタルビーイング』です。
このようにガンダムの中でも世界観が現代に最も近く、かつリアリティのある重厚なストーリーが本作の魅力の1つです。
ある意味3大国にとってみれば『ソレスタルビーイング』はテロリストであり、それでいて『正義の味方』をきどる謎の組織となる訳で、ストーリーがどう展開していくんだろうと見ていてわくわくしたのを覚えています。

キャラクターも、主人公の刹那は16歳ですし子供と言えるような年齢なのですが、他のガンダムシリーズと比べると大人なキャラクターが多い印象です。

刹那・F・セイエイ
「俺がガンダムだ！」の人です。
どうしても刹那と言えばこのセリフが出てきます。
ネタセリフとして広がっている感じがありますが、ちゃんと意味のあるセリフです。ｗ
ガンダムを神格化しているところがあり、戦争を根絶する象徴として「ガンダム」になろうとしている少年です。

ロックオン・ストラトス
「狙い撃つぜ！」の人です。
『ソレスタルビーイング』の中では良い兄貴分です。

アレルヤ・ハプティズム
人体実験により2重人格になっています。

ティエリア・アーデ
『ソレスタルビーイング』で一番謎の多い人物、ツンデレ。

また敵や脇役にも魅力的な人物が多いです、特に一番人気なのがこの人。

グラハム・エーカー
量産型機でガンダムをつけ狙ううちに、ガンダムを愛してしまったユニオンのエースです。
『この気持ち・・・まさしく愛だ！！』

名セリフも多く、キャラクターも濃いのに、大人向けで重厚なストーリーと平成ガンダムの中でもおススメのシリーズです。
セカンドシーズンまで合わせると全50話となかなかのボリュームですが、ガンダム好きなら見て損はしないと思います！
では、良きガンダムライフを！

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