アニメ批評その619 うちのメイドがウザすぎる!
評価:★★★(謎の安心感)
概要
『うちのメイドがウザすぎる!』は、中村カンコによる漫画作品。
『月刊アクション』(双葉社)にて、2016年10月号より連載中。
略称はウザメイド。
キャッチコピーは「闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ」。
本作は、元々『ピュア百合アンソロジー ひらり、』(新書館)で「つばくま!」として連載されていたが、同誌の休刊に伴って月刊アクションに移籍し、タイトルを現在のものに変更して連載されている。
作者の中村は、本作について「おねロリものでなく、ピュア百合です。ただし、『幼女っていいなグフフ』という作品になっている気がします」との旨を発言している。
また、自身のプロフィールとして「幼女と筋肉とかわいい動物をこよなく愛する」と書いており、本作は中村が好きな要素をすべて採り入れたものと言える。
原作のサブタイトルは、すべて「◯戦目!」(◯の部分は話数の漢数字)となっている。
あらすじ
ロシア人の血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、筋金入りの幼女好きで元自衛官の鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。
前職のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャによるホームコメディが幕を開ける。
可愛い可愛いロリっ子の高梨ミーシャちゃんに変態の毒牙が迫ります・・・
っとコレだけ聞くと不穏な感じですが、その変態は
元航空自衛隊の女性です。
しかもガチムチです。
視聴当初はロリを愛でるアニメなのか、百合なのか悩んだ私ですが、その両方だという事がわかりました。
鴨居 つばめ(cv.沼倉愛美)28歳
筋金入りの幼女好きであり、学生当時から同性からよくモテていたが「初潮を過ぎた女子には興味がない」と言い切り、告白をすべて断って来るくらいの変態です。
この女性がメイドとしてミーシャちゃんと同じ家で暮らすのです。
面白そうでしょw?
斬新な設定に見えますし、本作と似た作品も特に思い浮かばないのですが、本作には謎の安心感があります。
ストーリーは1話を観た時点で先が見えますし、実際思った通りでした。
しかし、なかなか素直になれない女の子と母性溢れる女性(変態だけど)が徐々に信頼関係を築いていく様を見るのは先がわかっていても心地よいモノです。
きっと似た様な話の作品を昔観たのだと思いますが、先がわかっていても面白いと感じられる安心感が本作にはあります。
通常の日常系アニメと異なる点は、メイドさんがガチムチの変態であるという点で、その設定も十分に生かされております。
ロリや百合がお好きな方は勿論、そうで無い方もご視聴してみては如何でしょうか?
それでは、良きアニメライフをノシ