評価：★★★(原作者はこのすばの暁 なつめ先生)

概要

『戦闘員、派遣します！』（せんとういん、はけんします）は、暁なつめによる日本のライトノベル。

イラストはカカオ・ランタン。

『小説家になろう』上で連載された同名のWeb小説をリメイクするかたちで、角川スニーカー文庫（KADOKAWA）より2017年11月1日から刊行されている。

メディアミックスとして、鬼麻正明によるコミカライズ作品が『月刊コミックアライブ』にて2018年5月号より連載中。

2021年4月から6月までテレビアニメが放送された。

本作は、作者の暁なつめが「夏希秀明」名義（作品別の作者名は「戦闘員三号」）で「小説家になろう」で連載していた作品であった。

しかし、かつて連載していただけであり、暁がラノベ作家デビューする時には、この作品の存在は出版社側には知られておらず、書籍化はされなかった。

しかし後に、同じラノベ作家の長月達平が「こいつ原稿隠し持ってますよ」と本作の存在を角川スニーカー文庫の人間に伝えた事で、書籍化が決まった。

あらすじ

大企業ながら世界征服を掲げる秘密結社「キサラギ」は、ヒーローたちを打倒し目的を達成しつつある中、侵略後に生じる戦闘員のリストラ問題を解決するべく他の惑星侵略を計画する。

その尖兵として選ばれた戦闘員六号は、補助として製作されたアンドロイドのキサラギ=アリスを伴って否応なしに地球に類似した惑星へと転送させられる。

目的地に到着した六号は、侵略地となる惑星がファンタジーのような世界であり、またその土地の人間が魔王軍なる侵略者と戦争を行っていることを知る。

人間が治めるグレイス王国に戦闘のプロとして潜入した六号は、スノウ、ロゼ、グリムたちの様などこか悪目立ちする性格をもった仲間を現地で招集したりトラ男やリリス達キサラギのメンバーを呼び寄せながら、ハイネ達魔王軍の撃退や惑星の調査や侵略作戦を展開していく。

戦闘員、派遣します! - Wikipediaより抜粋

この作品が書籍化されるきっかけとなったのがリゼロで有名な長月達平先生がチクったからという笑えるエピソードがある本作ですが、作風もこのすば同様ふざけてます。

主人公の戦闘員六号です。
性格は卑屈で捻くれており悪の組織らしい発言が目立ちますが、一方で根は優しく頼み込まれると嫌といえない一面も持ちます。
組織では幹部に次ぐ古参メンバーで戦闘力も高く、トップクラスの任務遂行率を誇りますが、性格が災いして未だに戦闘員クラスに甘んじてます。

キサラギが製造した高性能アンドロイドであるキサラギ＝アリスちゃん(cv.富田美憂)です。
サポート対象である六号に対しては辛辣な発言が多く、非化学的なモノが大嫌いです。
可愛い一面もありますが、塩対応な所や淡々としている所に惹かれます。

17歳のおっぱいスノウです。
青い髪で金にガメツくておバカ・・・どこかで見た事があるキャラデザですねｗ
ヒロインのような立ち位置でしたが、ストーリーが進むごとに残念さが増していく感じが面白いです。

キメラのロゼちゃんです。
中二病気味なロリっ子・・・どこかで(ry
戦闘用キメラというだけあり戦闘力は高めです。

不死と災いを司る邪神を崇める「ゼナリス教」の大司教である紐パンパングリムさんです。
このすばではダクネスがタフなだけで戦闘ではあまり活躍出来ませんでしたが、このグリムさんは凄いですよ。
全く活躍しない上に仲間の足を引っ張りまくりです。
この役立たずっぷりすらもイライラさせずに楽しませてくれるのが、暁 なつめ先生の凄い所だと思います。

怪人のトラ男(cv.小山力也)です。
こんな見た目ですが、語尾に「ニャン」が付き生粋のロリコンです(男女問わず)
「小山さんにこんな役を演じさせるだなんて！」と思いましたが面白かったのでヨシ！です。

主人公はエロゲに出てきそうな奴だし、ストーリーもグダグダなのですが、それでも面白い作品で続きが凄く気になります。
このすばを見て面白いと感じた方ならばお楽しみ頂けると思いますし、異世界転生モノでは無いのですが、それに近い感覚で楽しめるとも思ってます。

クズ、ポンコツ、めんどくさい奴ばかりの本作ですが面白いので是非ご覧になって下さい。
それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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