「銀河の歴史にまた1ページ」
コレを聞く為だけに観ていた私ですｗ
SFアニメと言えばロボ同士が戦う作品ばかりの頃に「艦隊戦」をメインに描いた作品はそう多くはありませんでした。
「宇宙で船と言えばヤマトだろぉ！？」とおっしゃる方も少なくは無いでしょうが、私の中では銀英伝です。
コレだけ偉そうに語っておいて、レビューするのはechoさんですｗ
それでは宜しくお願い致します。

評価：★★(おじさん＆おばさん達のバイブル)

概要

銀河英雄伝説は、田中芳樹によるSF小説を原作とするアニメ。

略称は『銀英伝』。

原作は累計発行部数が1500万部を超えるベストセラー小説である。

アニメ銀河英雄伝説は1988年から2000年にかけて制作され、劇場アニメ3作、OVA本伝（全110話）、外伝（全52話）が随時公開された。

アニメーション制作はキティ・フィルム・ケイファクトリーほか。

あらすじ

数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類は、銀河帝国と、自由惑星同盟という“専制政治”と“民主主義”という２つの異なる政治体制を持つ二国に分かれた。

この二国家の抗争は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘を繰り返されてきた。

長らく戦争を続ける両国家。銀河帝国は門閥貴族社会による腐敗が、自由惑星同盟では民主主義の弊害とも言える衆愚政治が両国家を蝕んでいた。

そして、宇宙暦8世紀末、ふたりの天才の登場によって歴史は動く。

「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。

ふたりは帝国軍と同盟軍を率い、何度となく激突する。

ラインハルト・フォン・ローエングラム
帝国側の主人公。
最愛の姉アンネローゼを奪った皇帝から姉を取り戻すために、下級貴族出身でありながら猛烈な勢いで出世を重ねる帝国軍人。
天才的な軍事の才能と果てなき向上心で、若いながらも将軍となり「常勝の英雄」と呼ばれるようになる。

ヤン・ウェンリー
同盟側の主人公。
歴史研究者を志していたが家庭の事情で挫折、無料で歴史の勉強が出来ると知り士官学校に進んだ変わり者。
普段の態度はおよそ軍人らしからぬ怠惰な性格だが、最小限の犠牲で最大限の効果を得る戦術の天才。
イゼルローン要塞攻略戦において味方の犠牲を一人も出さずに、要塞攻略に成功した為、「魔術師ヤン（ミラクル・ヤン）」と呼ばれるようになる。
天才だが軍に対する態度に問題があり、危険視され、冷遇されている。「やれやれ系主人公」の元祖。

ジークフリード・キルヒアイス
ラインハルトの幼馴染であり忠実な部下。
非凡な才能を持ち、作中屈指の人格者。
ラインハルトの気がつかないところをフォローするなど忠実な部下でありながら、ラインハルトに苦言を呈する事も厭わない貴重な人物。

ユリアン・ミンツ
戦災孤児でヤンに保護されている少年。
ヤンにつき従い、やがて軍属となり同盟軍の中で頭角を現していく。
銀英伝、第3の主人公。

銀河英雄伝説はかつて「昭和オタクの教養」とまで言われた名作SF小説です。
今でいうなら「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」のようにオタクの基礎知識と言われる作品でした。
そう言いながら私も今まで全く触れていなかった作品なのですが、近年『銀河英雄伝説 DieNeueThese』が制作される事になり、その関連でサブスクに過去の銀英伝本編（全110話）外伝（全52話）が配信され一気見してしまいました。
とにかくめちゃくちゃ面白い！
ジャンルでいうと『スペースオペラ』『架空戦記もの』に当たると思うのですが、帝国と同盟の宇宙戦艦による戦争のなかで翻弄される2人の英雄を軸に壮大なストーリーが描かれます。
もちろん戦闘シーンがメインではあるのですが、様々な登場人物の思惑が交差する人間ドラマ、さらに「腐敗した民主主義」vs「優れた君主による独裁」といった政治テーマも含んでおり物語に深みを持たせています。

さすがに古い作品なので作画は良いとは言えませんが、大人になった今だからこそ面白さの分かる作品だと思います。

そんな事を言っても「作画の悪いアニメは見たくない」と言う方は、2018年から制作されているリメイク作品『銀河英雄伝説 Die Neue These』をご覧ください。
Production I.Gの美麗なグラフィックで蘇った銀英伝は圧巻の一言です。
ただし完結まで制作されるかは分からないですし、完結させるにしても10年くらい掛かりそうですけどねｗ
これから銀英伝に触れる人はまず『銀河英雄伝説 Die Neue These』を見て頂いて、続きが気になって仕方ないという人は『銀河英雄伝説OVA本伝』を見て頂くのが良いと思います。
本編はめちゃくちゃ長いですが、ハマればあっという間です。
では、良きアニメライフを！

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