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アニメ批評その699 月とライカと吸血姫

17歳のヒロインが林原めぐみ!
もう一度言います。
17歳のヒロインが林原めぐみ!!

そんな素敵なアニメをechoさんが教えてくれました。
※レビューアーはechoさんです。

評価:★★★(令和の時代に林原ボイスのツンデレヒロインが見られるとは思わなかった)

概要

月とライカと吸血姫は、牧野圭祐によるライトノベルを原作とするテレビアニメ。

冷戦期の宇宙開発競争をモデルに、吸血種族「ノスフェラトゥ」が人類と共に月を目指す姿を描く。

2021年10月からテレビ東京ほかにて放送された。

シリーズ構成を原作者自らが務めている。

あらすじ

人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だった――

世界大戦の終結後、世界を二分する超大国、東のツィルニトラ共和国連邦、西のアーナック連合王国は、その領土的野心を宇宙へと向けた。

両国は熾烈な開発競争を繰り広げ、そして今――

東歴1960年。共和国連邦最高指導者ゲルギエフは、成功すれば人類初の快挙となる有人宇宙飛行計画『ミェチタ(夢)計画』を発令する。

そんな折、宇宙飛行士候補生の補欠、レフ・レプスは、ある極秘任務を命じられる。

『ノスフェラトゥ計画』――有人飛行に先立つ実験として吸血鬼を飛ばす計画――

その実験体、イリナ・ルミネスクを24時間監視し、訓練で鍛えろというのだ。

レフとイリナ、人間と吸血鬼、監視役と実験体――

種族の壁や国家のエゴに翻弄されながらも、宇宙への純粋な想いを共有し、2人は共に宇宙を目指すこととなる。

レフ・レプス
空軍中尉。
子供の頃から空を飛ぶことに憧れを抱き、宇宙飛行士候補生に志願した。
正義感が強く、理不尽なことにはつい反発してしまう性格。

イリナ・ルミネスク
吸血鬼の少女。
人々に「呪われし種族」として迫害されており、イリナも人間を毛嫌いしている。
ある理由から月へ行く強い意志を持ち、宇宙飛行士を目指す。


吸血姫が宇宙飛行士を目指すラノベ原作のアニメです。
舞台は東西冷戦下の宇宙開発競争時代です。
架空の国名になっていますが、モデルはソ連で間違いないと思います。
世界初の宇宙での有人飛行、そして月への到達を目指して実験を重ねる中、動物による飛行実験が行われていました。
最終実験に選ばれたのが、吸血鬼の少女イリナです。
吸血鬼はこの世界では迫害されていて、動物と同じ扱いにされています。
人間を嫌いながらも、月に強い憧れを持つイリナは宇宙飛行士に志願します。
同じく宇宙飛行士を目指しているレフは暴行事件を起こして、イリナの訓練・監視役に回されます。
二人はあこがれの宇宙飛行士になれるのか?
世界初の有人飛行は成功するのか?
というのがメインストーリーです。


主人公のレフはストレートに良い奴で、宇宙飛行士に熱い情熱を持っています。
それでいて、ラノベによくいる鈍感系主人公でも無いので素直に応援できる主人公です。
イリナはなんと、林原めぐみさんが声優を担当しています。
往年のツンデレタイプのヒロインですが、程良いツンデレなのでキャラクターに違和感を感じる事無くすんなりとストーリーに入ってイケると思います。

個人的には2021年秋アニメの中でも3本の指に入るほど好きなヒロインです。


作画や演出は若干怪しいところがあったりします。
全体的に古き良きラノベアニメの雰囲気のある作品ですので、今風のアニメでは無いのですが、ストーリーは秋アニメの中でも屈指の面白さでした。
食わず嫌いで見ていない方はぜひ見て頂きたい作品です。
特にSFアニメが好きな方、ツンデレヒロインが好きな方にはおススメです。
では、良きアニメライフを!

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