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アニメ批評その745 怪人開発部の黒井津さん

評価:★★★(ナレーターのチョイスw)

概要

水崎弘明による日本の漫画作品。

『COMIC メテオ』(フレックスコミックス)にて2019年4月17日に読み切りが掲載され、2020年10月7日から連載中。

悪の組織で予算や上司に振り回されながらも怪人開発に奮闘する主人公・黒井津燈香を描くコメディ。

2022年にはテレビアニメが放送された。

怪人開発部の黒井津さん - Wikipediaより抜粋

悪の組織のお話です。

主人公は怪人開発部(助手)の黒井津さん(cv.前田佳織里)です。
首領閣下の前で怪人のプレゼンを始める処から物語が始まります。

視聴前のイメージはポンコツの黒井津さんが色々と失敗するコメディーなのだと思ってましたが違いました。
仲間からの信頼が厚く、研究熱心な上に

怪人並みの高い戦闘力の持ち主です。
それではコメディー要素はどこにあるのでしょうか?

たくさんあり過ぎてご紹介しきれないのですが、一部だけ。
悪の組織と言っても組織の体制は一般的な企業と変わりありません。
企画書を通すのにも上司のサインが必要になります。
というか、悪の組織とは思えない優良企業だったりします。

怪人の制作に関してですが、↑は完成予想図で

出来た子はこんな感じです。

多才な装備をした強力な怪人を作る予定でも、

予算の都合でこんな感じに仕上がります。

「頭を8本付ければ強そうだ!」という事で制作されたヒュドラちゃんも

頭が2本しか増えませんでした。
こんな感じで予算と納期に縛られて、毎回思う様な怪人が出来ませんw

別の悪の組織も出てきますし、

魔法少女まで出てきます。
本作の世界観は悪の組織の戦闘員やヒーローも一つの職業という認識で、収入の良さから戦闘員からヒーローにジョブチェンジする人がいたりします。

黒井津さんが所属する組織は手広く商売をしていて、その一つに遊園地があります。

「監査」という名目で遊園地を満喫する首領閣下と怪人

呑み会をする悪の組織と面白いシーンが満載です。

作中にはメインとなるヒーロー以外にもご当地ヒーローが多数登場します。

エンディングではその回に登場したヒーローの紹介まであります。
毎回「ぁあ、コレ知ってる!」とか「こんなのいたんだw」と楽しませて頂いたのですが、まさか最終話の伏線になってるとは・・・

アニメのオリジナルキャラもCパート専用かと思いきや、本編にもガンガン登場し、驚きの展開を魅せます。
原作勢の方も飽きさせません。

そこそこ面白いくらいのコメディー作と思ってましたが、予想以上の面白さでした。
ツッコミ処満載で「それ大丈夫なんですか?」と思うぐらい際どいネタをぶち込んできます。
ワンパンマンとか僕のヒーローアカデミアとかもヒーローが職業として成り立ってますが、どちらも悪は悪であり、ヒーローが正義です。
本作ではその辺がかなり曖昧で、悪の組織の人達が優しかったり、正義の味方とは思えないヒーローが登場したりもします。
ありがちで今までに無い作風で、コメディー作品は嫌いという方で無ければ高確率でお楽しみ頂けるはずです。
評価は★3ですが、4に近いモノがあります。
次回作に期待しております。
それでは、良きアニメライフをノシ

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