アニメ批評その770 DD北斗の拳
評価:★★(これはこれでアリなのかもしれないが)
概要
武論尊・原哲夫(原案)、カジオ(作画)による日本の漫画作品。
『月刊コミックゼノン』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)にて、創刊号の2010年12月号から2016年8月号まで連載。
『北斗の拳』をベースにしたギャグ漫画である。
「DD」は「Design Deformation」(デザイン・デフォルメーション)の略。
『北斗の拳』の世界が発生するきっかけとなった「199X年の核戦争」が起きなかったパラレルワールドを舞台とし、ギャグ漫画として描かれている。
ケンシロウをはじめとした拳士たちはギャグであることを象徴するかのように二頭身のデフォルメキャラとして描かれているのが特徴だが、たまにリアルタッチの姿で描かれる。
作中では、『北斗の拳』のセリフやシーンがパロディとして多数使用されており、作中の店名などの固有名詞も原作に登場する名前から多数引用されている(スーパーマーケット「スーパーGOLAN」、居酒屋「修羅の国」など)。
「世紀末」(すなわち原作の世界観)に対応する語として「現代」「21世紀」の語が用いられる。
あらすじ
ケンシロウはアルバイトに明け暮れてアパート暮らし、トキは接骨院を経営。
ラオウは建設現場で働いていた。
三兄弟は合コンにアツくなり、強敵(とも)たちもまた、ホストや建設会社経営、極道にストリートアーチストなど、それぞれ違う分野で平成の時代をアツく生きていた。
もうコレだけで面白そうじゃ無いですかw?
本作の世論的な評価は以下の通りです。
・予想以上に面白かった
・懐かしかった
・面白い回とそうで無い回の落差が酷い
・北斗の拳を侮辱している感じだった
っと、こんな感じです。
原作者が乗り気だった事を考えると、原作を貶める様な感じでは無いと思います。
でも、まぁトキが大分原作とかけ離れた性格してますし、ラオウも厳格さというか貫禄が無くなってますし、原作が好きな方は受け入れられないかもしれません。
「199X年の核戦争が起きなかったら」という設定なのですが、彼らほどの達人だったらアルバイトなんてしていないでしょうし、ラオウはヤクザにでもなってそうな気がします。
私はどちらかというと好きな方で、アホみたいな技が出る度に不覚にも笑ってしまいましたし、
リンちゃんの脳がバグってて、ケンシロウを聞き間違えて「キンシチョウ」と呼んだ時は腹筋がイカされました。
皆が大好きなジャギ様も登場します。
アニメは2期までありまして全50話なのですが、30分枠だったのが失敗の原因だったかもしれません。
5分とか長くても15分枠にしておけば飽きられなかったかもしれません。
北斗の拳自体を知らない方はお楽しみ頂くのが困難ですし、原作勢からも好評では無いので正直オススメはしずらいです。
ただ、あの北斗の拳をギャグ路線に落とし込んだという点は評価すべきですし、よくここまでのネタを思いついたなwという敬意もありまして、評価は★2とさせて頂きます。
DD北斗の拳op
OPだけでも観てみて下さい。
コレ観ちゃうと本編も観たくなるかもですがw
それでは、良きアニメライフをノシ