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アニメ批評その878 とある魔術の禁書目録

評価:★★(完結はいつですか?)

概要

鎌池和馬のデビュー作にして出世作。

SFやファンタジーの要素を取り入れ、超能力や兵器などオーバーテクノロジー尽くしの「科学サイド」と、聖書や魔術などのオカルト尽くしの「魔術サイド」という、相反する設定の2陣営が混在し対立するという世界観を描いたバトルアクション作品である。

略称は「とある」「禁書目録」「禁書」「インデックス」など。

スピンオフを含めて「とあるシリーズ」と呼ぶ場合もある。

2021年5月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊57巻(本編54巻、短編集3巻)が刊行されている。

また、スクウェア・エニックスの『月刊少年ガンガン』2007年5月号より連載されている漫画版は2022年12月現在、単行本が28巻、ガイドブックが2冊発売されている。

作風・特徴

主人公がバトルで困難を打開する展開がメインであり、少年漫画的な作風と評されることが多い。

鎌池曰く「複雑な問題を抱えた魔術師なり能力者なりを、主人公が真正面から叩いていく話」であり、その不屈の姿勢で困難を切り開いていく上条の戦いが作品の柱である。

また、地の文や台詞内で作中設定を説明する場面が多く、シーンごとの登場人物の動きの落差が大きいと自己評価している。

また、本来の漢字と違う読み方の特殊ルビ(主にカタカナ)が作中設定の用語や人物の二つ名等に多用されることも特徴の一つ。

登場キャラクターが非常に多彩である。

名前とデザインがある登場人物だけでも優に100人を超えており、ヒロインとされる女性キャラクターも多い。

鎌池によると、新ヒロインや新キャラクターを軸に新たな話を作る手法を得意としているためであるといい「あらゆるヒロインを一つのシリーズにぶち込んで全方位死角なしにしてる」とも語っている。

あらすじ

超能力が科学によって解明された世界。能力開発を時間割り(カリキュラム)に組み込む巨大な学園都市。

その街に住む高校生・上条当麻のもとに、純白のシスターが現れた。

彼女は禁書目録(インデックス)と名乗り、魔術師に追われていると語る。

こうして上条当麻は、科学と魔術の交差する世界へと足を踏み入れていく。

とある魔術の禁書目録 - Wikipediaより抜粋

このアニメの評価は非常に難しいです。
超能力や兵器などオーバーテクノロジー尽くしの「科学サイド」と、聖書や魔術などのオカルト尽くしの「魔術サイド」の対立という設定が神がかっており、本来の漢字と違う読み方の特殊ルビが当時はカッコいいと言われておりましたし、私もそう感じました。
が、原作が2004年からスタートし、ラノベ57巻にして未だに完結しておりません。
アニメも3期まであるのですが、進行具合的に10期くらいヤラないと完結しないんじゃないかと思います。
しかもスピンオフのアニメが「とある科学の超電磁砲(3期)」や「とある科学の一方通行」などがあり、それらも観るとなると現時点で放送された分だけでも膨大な話数となる上に、完結まで見届けるとなると気が遠くなりそうです。

◆実際人気はイマイチ

主人公の上条当麻くんですが、超能力者ばかりの学校において無能力者です。
おちこぼれかと思いきや、

超能力でも魔術でも何でも無効化するというチート能力の持ち主です。
彼に関しては特に不満は無いのですが・・・

メインヒロインのインデックスちゃんが不人気なのがイケません。

パッと見は可愛いのですが、何と言うかガキ臭くてイライラさせられます。
インデックスちゃんがもっと魅力的なキャラだったら、本作ももっと人気が出たと思います。
ストーリーのテンポも悪く感じますし、この作品単体ではかなり微妙と言わざると得ません。
では何故知名度の高い有名作なのか?

◆スピンオフがメイン

スピンオフの「とある科学の超電磁砲」が人気だからです。
超電磁砲をより楽しむために、渋々禁書目録を観ているという方が多く、スピンオフのおまけなどと言われる始末です。

特にこの4名が人気(初春を悪く言わないで下さい)で、禁書目録にも登場するのですが、この子達以外に人気のキャラが禁書目録にはおりません。
「〇〇がいるやろがい!」と言われそうですが大体人気のあるキャラは超電磁砲のキャラですし、全てにおいて超電磁砲は禁書目録に勝ってると思います。

◆上条くんは好きだけど

禁書目録には魅力的なキャラはいない的な事を申し上げましたが、私は上条くんが大好きです。

「鉄拳制裁に至るような事態ならば、男であろうと女であろうと対応は同じ」という信念の元から繰り出される彼の必殺技(?)の一つである「男女平等パンチ」には痺れるし憧れます。
相手が女性であっても容赦なく顔面に拳をお見舞する行為はまさに漢です。
男女平等パンチをお見舞いするキャラは本作以外にもいるのですが、お見舞いしたキャラ数的に上条くんが最も有名です。
ですが、やはり上条くんを含めて禁書目録には人気キャラがおらず、ストーリー的にも面白くないせいか人気がイマイチです。

◆本作を観る理由はやはり超電磁砲

原作は非常に人気がありますが、アニメの方はそうでも無いのです。
超電磁砲のおかげで人気にブーストが掛かっている状態で、平均点より少し上の方という程度だという事をご理解頂きたいです。
全48話で完結、とかだったらまた評価も変わってくるのですが、全74話でまだまだ全然完結には程遠い&スピンオフも同じくらいあると考えると、コアなアニオタか暇人で無いと視聴するのが困難です。
私の予想は、原作が完結してちゃんとアニメ化した場合にスピンオフ含めて全部で400話は余裕で超えると思ってます。

話が長くて話数も多いと言えばONE PIECEもそーじゃん

それはそうなのですが、世界的に愛されている日本を代表する作品と同列に並べてはイケません。
話が長くて完結が見えないという事をネタにされる様な作品なので、既に視聴済で好きになってしまった方は仕方ありませんが、まだ未視聴であれば苦行を味わう様な感覚を味わう恐れがありますので、ちょっとオススメしにくい作品です。
「超電磁砲は本作を観なくても楽しめる」という意見もありますが、私としては全部観るか一切観ないかの2択で考えてしまいます。
軽い気持ちでの視聴はオススメ出来ませんので、どうしても視聴したいという方は長期連休などを利用して一気見した方が良いと思います。
説明が足りて無い部分が多々あるかと思いますが、後日超電磁砲の解説で補足させて頂きますので、何卒ご容赦下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ

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