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アニメ批評その908 それでも歩は寄せてくる

評価:★★★(将棋ラブコメ)

概要

山本崇一朗による日本の漫画作品。

『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2019年14号から連載中。

2022年7月から9月までテレビアニメが放映された。

将棋部を舞台に繰り広げられる田中歩と八乙女うるしの高校生活を描いたラブコメディである。

キャッチコピーは「この恋、詰むや詰まざるや……?」。

本作品を制作するにあたって、女流棋士の北尾まどかと、北尾が代表を務める株式会社ねこまどが監修協力を行っている。

『次にくるマンガ大賞2020』コミックス部門第3位を受賞した。

2022年7月時点で累計発行部数は150万部を突破している。

それでも歩は寄せてくる - Wikipediaより抜粋

本作は日常系アニメでは無く、将棋部を舞台にしたガチのラブコメです。

主人公の田中 歩(あゆむ)君は同じ部の先輩であるうるしちゃんの事が大好きなのですが、ポーカーフェイスを崩す事なく、本人の前では頑なに恋心を認めようとしません。

メインヒロインの八乙女 うるしちゃん(cv.中村カンナ)です。
「後輩の田中君が自分の事好きなんじゃ無いか?」と気づき、様々な揺さぶりを掛けますが、

田中君は動じません。

しかし、田中君はグイグイ来ます。
「それでも歩は寄せてくる」とある様にガンガンに寄せてきます。
実は内心穏やかで無い田中君ですが「将棋で勝ったら先輩に告白する」という決意を秘めており、それまでは自分の心の内をうるしちゃんに悟られない様にするので必死です。

◆萌えポイント

うるしちゃんの「と金」のポーズが可愛いです。
多分流行らないだろうけど可愛いです。

本作最大の拘りポイントは手にあると思います。
分かりやすいスクショが無くて恐縮ですが、手には並々ならぬ拘りがある様です。
作画面も安定はしているのですが、手だけはワンランク上の作画となっております。
それとSEにも拘りを感じたのですが、さり気無い処に力を入れてくれるのは好印象です。

桜子ちゃんが可愛いです。
最初は男心を弄ぶ悪女なのか?と思いましたが、純粋無垢な子でした。
原作者は前髪を垂らす子が好きだと言う事がビンビンに伝わってきました。

◆本作の評価

ラブコメなので、笑えるシーンはかなり少ないです。
面白いかどうかはラブコメとして見た時にどう感じるか、に掛かってると思います。
本作はマイナーアニメという扱いなのですが、それはクォリティーが低いとかでは無く、放送した動画サイトがかなり少なかったのが理由だと思ってます。
dアニメストアでの放送が有料で、私はアマプラで視聴しました。
少年マガジン系のアニメ、特に4コマ漫画原作のアニメは大体手抜きアニメが多いのですが、本作は作画面もしっかりしてましたし何故放送したサイトが少なかったのかが謎です。
正直な処「手抜き作画でそこそこの出来、評価は★2程度だろう」と思って視聴したのですが、作画は手抜きでは無かったし内容もとても良かったです。
「主人公がグエル・ジェタークでヒロインがナリタトップロードか」と気づいた時は衝撃が走りそうになりましたが、実直な田中君と可愛いうるしちゃんのやり取りは大変癒されました。
ラブコメ好きは勿論の事ですが、将棋というテーマも薄く無いので、将棋がお好きな方にもご視聴して頂きたいです。
2期が来るかどうかは微妙な気がしますが、私は観たいと思ってます。
それでは、良きアニメライフをノシ

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