評価：★★★(原作よりも人気があるスピンオフ作品)

概要

鎌池和馬（原作）、冬川基（作画）、灰村キヨタカ（キャラクターデザイン）による日本の漫画作品。

また、それを原作・題材とした派生作品群。KADOKAWAの『月刊コミック電撃大王』にて、2007年4月号より連載中。

正式タイトルは『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲』。

鎌池和馬のライトノベルシリーズ『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品。

略称は「超電磁砲」「レールガン」など。

ライトノベル『とある魔術の禁書目録』のヒロインの一人・御坂美琴を主人公とするスピンオフ作品。

物語は『禁書目録』第1巻の3日前にあたる7月16日から始まる。

当初「『月刊コミック電撃大王』で『とある魔術の禁書目録』のコミカライズを連載しよう」という話が挙がった際、既に『月刊少年ガンガン』での連載が決まっていたことから「それなら、科学サイド…御坂美琴を寄越せ」と編集担当者の間で話し合い、鎌池和馬に話を持っていったことから『とある科学の超電磁砲』が生まれたという。

2016年4月時点で累計発行部数は680万部を記録している。

本作を原作とするテレビアニメが2009年10月から2010年3月まで放送され、2010年10月にはOVAが発売。

2013年4月から9月までテレビアニメ第2期が放送され、2020年1月から5月までと同年7月から9月までの2回に分けてテレビアニメ第3期が放送された。

あらすじ

東京都の西側3分の1の規模、総人口230万人の内8割を学生が占める「学園都市」。

そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生は「無能力者（レベル0）」から「超能力者（レベル5）」の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。

学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超電磁砲（レールガン）」の通称を持つ御坂美琴は、学園都市で起こる様々な事件を解決していく。

とある科学の超電磁砲 - Wikipediaより抜粋

↑のスピンオフ作品なのです。
通常スピンオフが原作を超える事はほぼ無い事なのですが、本作の人気は原作を超えてしまってます。

主人公の御坂 美琴さんは、カッコいいツンデレで可愛いです。

私が好きな上条くんも登場しますが、主人公としての人気が段違いです。
やはり皆さん、むさい男よりも可愛い女の子の方がお好きなのでしょう。

本作の最大の良さは女子キャラの可愛さにあると思ってます。
この黒子ちゃんに関しては新井里美さんが演じておりまして、最初は声に違和感を覚えるかもしれませんが、慣れるとクセになります。

変態的な一面も持ち合わせておりますが、カッコいいシーンがたくさんありますのでご安心下さい。

そして真のヒロインである佐天 涙子さん(cv.伊藤かな恵)です。
中学1年生とは思えない色気と可愛さを持つ現世に舞い降りた天使です。
長い黒髪に白梅の花を模した髪飾りが可愛らしくてヤバいのですが、普段着で履いてる黒色のジーパンも最高です。
お母さんから貰ったお守りをいつも持っている処も好きです。
頭がお花畑の女のスカートを捲るのが日課で、御坂さんには尊敬の眼差しを向けてます。
御坂さんと男女平等パンチ君の恋路を陰ながら応援してる処も好きです。
黒子とは同学年ということもあって対等に話そうと提案したものの、変態お嬢様オーラに気後れして敬称をやめられずにいる処も可愛いです。
噂話や流行に敏感で都市伝説の情報に詳しく、不思議なものを見ると興味を持って前に進んでしまうタイプの人間で、能天気な性格もあってかなりのトラブル体質ですが、弟の面倒を見ていた事から刺繍や着物の着付けが得意で、面倒見の良い性格なので結婚したくなります。
超能力者が多数いる学園都市において、佐天さんはレベル0の無能力者です。
基本的に戦闘で役に立つ事は無く本来モブキャラ的な立ち位置なのに、これだけの存在感と輝きを放っているのは佐天さんのお人柄と可愛さが並みのキャラとは次元が違うという事だと思います。

話を戻しまして、本作のカッコ良さについてはまずタイトルです。
超電磁砲を「レールガン」というルビを振ってるのが、超絶に中二臭いのですが最高に痺れます。
主人公の必殺技を端的に説明すると「指でコインを弾いて敵を攻撃する」という事になるのですが、この地味そうな技がめっちゃカッコいいのです。

基本的にバトルシーンは大体カッコいいです。
可愛らしい女子を愛でる事が出来る上に、バトルシーンもカッコいいとなれば人気作になるのは当然の事です。

TVアニメ「とある科学の超電磁砲」 OP映像（only my railgun／ fripSide）【NBCユニバーサルAnime✕Music30周年記念OP/ED毎日投稿企画】
どんな作品かというのはこのOPをご覧になれば、何となく伝わると思います。
これを2009年に制作したJ.C.STAFFさんは本当にいい仕事をしたと思います。
ちなみにOPは全部素晴らしいクォリティーです。

◆安易にオススメ出来ない理由

本作はスピンオフ作品なので、全力で楽しもうと思ったら本編を視聴する必要があります。
本作だけでも全73話もあるのですが、原作の方も同じくらいの話数があり、更に別のスピンオフ作品まであります。
禁書目録の記事にも書きましたが、原作がいつ完結するかも全く見えず、恐らく完結して全てアニメ化したら全400話くらいになりそうです。
現時点で放送された分を視聴するだけでも大変なのに、この先いつ完結するかもわからない上に超絶長そうな作品を安易にオススメする事は私には出来ません。
一応原作や他のスピンオフ作品を観なくても本作をお楽しみ頂く事は可能ですが、視聴する順番が前後すると時系列がよくわからなくなるというか、混乱してしまうかもしれません。
私の様なおじさんのオタクは超電磁砲は嗜みと言える程の作品なのですが、現時点で未視聴ですという方にはハードルが高い作品だという事はちゃんと言っておきますね。
パチンコやパチスロから入った方は「どんだけあんねん！」とか「続きのアニメはいつですか？」といった声が聴かれますが、完結するのは早くても10年後とかだと思うので覚悟して下さいねｗ
それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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