アニメ批評その954 REVENGER
評価:★★(金箔w)
概要
亜細亜堂制作の日本のアニメ作品。
TOKYO MXほかにて2023年1月から3月まで放送された。
企画はニトロプラスと松竹が行い、ストーリー原案・シリーズ構成・脚本は虚淵玄が手掛けた。
あらすじ
架空の歴史をたどった長崎が舞台。
薩摩藩士の繰馬雷蔵は陰謀により、その企てを知らぬまま許婚の父を殺した上、自分までも始末されそうになる。
雷蔵を救ったのは、その間に出会っていた碓水幽烟たちの利便事屋(りべんごとや)。
その実態は、力無き者が残した「恨噛み小判」の依頼を受けて復讐を請け負うREVENGER(りべんじや)であった。
利便事屋が行う利便事(りべんじ)に協力し、薩摩藩の松峰を自身で打ち取るも生き場を失った雷蔵は、リーダーである碓水幽烟の誘いの元、その流れで利便事屋の仲間となる。
やがて彼らは阿片密売を巡る長崎の暗部に立ち入ることになる。
観る予定は無かったのですがechoさんから「マイセンさん、絶対好きそうだから観てw」と言われて視聴する事にしました。
小判を噛んで依頼すると利便事屋が代わりに復讐してくれると。
利便事屋と書いて「リベンジャー」と読むと。
面白そうじゃ無いですか!
侍が出てくるアニメは好きなので、高い期待感をもって視聴に臨みました。
毎話タイトルが横文字なのがカッコよく、秘密基地なんかもあってワクワクします。
特に戦闘シーンはどんな感じで戦うのかが楽しみだったのですが、
糸!
糸ですよ、糸!
何となく必殺仕事人臭がしてたので、糸使いが出てくると思ってました。
花札w
いいですね、花札!
花札を手裏剣の様に使いますが「そこまで深くは刺さらんやろ?」というのは無粋の極みです。
最初の二人がインパクト強すぎでしたが、三人目の武器は・・・弓!
「この人は普通だなぁ」と思っていたのですが、
「弓デカくね?」
筋肉がムキムキぃ〜ってなって、服がはだけて舟を一撃で破壊するおじさん。
「ヨーソロー!」
じゃねーよw
ここまで変態しかいませんでしたが、主人公らしいお侍が登場します。
主人公らしく得物は刀のはずですが・・・
えっ?靴?
スパイクシューズ!?
「キエェェェェェェェ!!」
川岸の向こうから跳んでくる薩摩隼人
怖すぎるでしょw
ここまでの流れで腹筋が崩壊していた私ですが、最後のトリを飾るリーダーみたいな人はどんな戦い方をするのだろう?と胸が高鳴ります。
金箔www
初見の時は「いやいやいやw」と思いましたが、だんだんこれを観るのが楽しみで視聴する様になってました。
金箔でどう戦うのは是非視聴して、ご自身でお確かめ下さい。
他のキャラも癖のある人達ばかりで、私にはめっちゃ刺さりました。
カッコいいといえばいいんですが、どうしても笑いを禁じ得ないシーンが多く、人が死に捲る割に陰鬱な気持ちにはなりませんでした。
※物語自体はかなり重い感じです。
◆懸念点
まず、この手の作品は人気が出ません。
「作品が面白ければ人気なんて関係無い」とおっしゃる方もいるのですが、人気はかなり重要です。
人気アニメであれば語り合える方も、共感してくれる方も大勢おりますが、仮に周りに視聴した方が0人だった場合、その作品について語り合う事が出来ません。
バジリスク 〜甲賀忍法帖〜ですらパチスロで人気が出るまでは不人気を通り越して、存在を認知されていないレベルの空気っぷりでしたし、本作はそのテイストなのでパチンコ等で注目を集められない限りは人気が出ないはずです。
ストーリーはかなり重たいし、グロシーンもありますので万人受けするとも思えませんが、私の様に必殺仕事人とかがお好きな方であれば、高確率でお楽しみ頂けるはずです。
配役がイメージと違う方が多く、新鮮さを感じました。
多くの方にオススメした処ではありますが「こーゆーの好きw」と言って下さる方は割合的に少なそうなので、評価は★2にしておきます。
それでは、良きアニメライフをノシ