アニメ批評その978 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
評価:★★(シュタゲの劣化に感じてしまう)
↑コチラの劇場版となります。
アニメ記事を書き始めたばかりの時の記事なので、内容が薄っすいのはご容赦下さい^^;
本作はアニメ1期の続きとなります。
「普通に2期をヤレばよかったじゃーん!」と憤慨される方もいらっしゃいましたが、人を選ぶアニメなので私はこれで良かったと思ってます。
人を選ぶというのは、理解力の低い方や深く考えずにぼんやり視聴する方にとっては作品の面白さが伝わり難いので、普通に2期をヤルよりもコアなファン向けに劇場化した方が良いという判断です。
※興行収入は5.1億円と結構な額を稼いでおります(ヤリますねぇ)
で、面白かったのかどうかといえば、上手く纏められててそれなりには楽しむ事が出来ました。
しかしそれは私が動画サイトで視聴したからであって、もし劇場で観ていたら確実に物足りなさは感じていたと思います。
多くの方が口にしている事ですが、本作はシュタゲや化物語と似ております。
似ているだけでクォリティーに差がなければ名作となるのですが、どちらと比較しても劣って見えてしまうのが残念です。
本作は女性キャラが非常に魅力的ではあるのですが、主人公以外に魅力的な男性キャラが一人もいないのがマイナスポイントです。
シュタゲならダルくん、化物語なら忍野メメなどそれなりの知名度や人気のあるキャラがおります。
少しネタバレになってしまいますがタイムリープ要素に関しても、シュタゲには一応タイムマシンもどきがありましたが、本作は本人の認識一つでそれが可能となってしまう点が腑に落ちません。
思春期症候群の設定も化物語と似ている部分があり、解決の仕方が面白い化物語と比較してしまうと「そんなんで解決すんの!?」と感じてしまうのは無理からぬ事です。
作画に関してもTVアニメ版と同等の出来で「劇場版なんだからもう少し頑張ろうぜ?」という感想も多く目にしました。
◆レビューサイトの評価
割と高得点が付けられてるのですが、ポエムみたいなレビューや内容は理解出来ていないけど雰囲気で「なんかよかった」みたいな感想で高得点を付けている方が余りにも多過ぎでした。
私は「ぼぉ〜と適当に観てても、それなりに楽しめる作品は良いアニメ」という持論の持ち主ですが、ふわっとしたレビューで高得点が多く付けられているアニメは地雷が多いです。
具体例を出すとその作品のファンから怒られそうなので自重しますが、レビューの内容を見るだけで凡そその作品の層が分かってしまいます。
本作は駄作では無いと思いますが、これが最高のアニメだと評するのはちょっと理解に苦しみます。
「最高に感動した!」
「最高のラブコメ!」
そう評価した方々はもっと他のアニメ、特に有名処は観ておくべきです。
しかし本シリーズの女性キャラは非常に魅力的であり、先に述べた通り内容を理解出来ていなくても雰囲気で楽しめるという点は大いに評価しております。
ケチを付けようと思ったらこれまでに書いた文章量の3倍は書けそうですが、これ以上はファンの方にキレられそうなのでヤメておきます。
続編も劇場版との事ですが、興行収入は本作よりも低下すると予想しております。
TVアニメ→劇場版ときたら、次はTVアニメにしないとファンでも付いてき難いでしょうし、新規の取り込みも困難です。
なんか方向性が怪しくなってきましたが、私の予想が外れて素晴らしい作品になる事を祈っております。
それでは、良きアニメライフをノシ