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アニメ批評その1013 16bitセンセーション ANOTHER LAYER

評価:★★(エロゲ好きのオジサンには刺さりそう)

概要

みつみ美里・甘露樹・若木民喜による日本の同人漫画。

2016年の「コミックマーケット91」にて、初めて同人誌として頒布された。

1990年代から美少女ゲーム(アダルトゲーム)の開発に携わってきたみつみと甘露が、16ビットパソコン全盛期であった当時の開発現場の状況を記録するため、2人の原案の元、若木を作画に起用して同人誌として開始した。

物語は美少女ゲーム制作会社に入ることになった普通の女の子がその現場を目撃するという構成になっており、当時の美少女(PC)ゲーム技術のハード・ソフト両面での変遷、美少女ゲーム業界に大きな影響を与えたゲームや事件などのことが実話を交えつつ描かれている。


2020年よりKADOKAWAから商業誌版単行本『16bitセンセーション 私とみんなが作った美少女ゲーム』が刊行中。

この商業単行本では、作中で触れているゲームなどの実名を出すため許諾を取っているが、権利先不明などのために許諾が取れず同人誌版からカットされたり差し替えられたりしたネタが存在している。

また商業誌版では対談や、作中当時の事情を解説したコラムなどが追加された。


2023年10月より、物語の設定を変更し、2023年から1992年にタイムスリップしたイラストレーターの女性が原作漫画に登場するゲーム制作会社にやってくる物語を描くテレビアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』が放送された。

あらすじ

2023年、美少女&美少女ゲームが好きなイラストレーター・秋里コノハは超人気絵師への道を目指し、自分の描いた大作美少女ゲームを世に送り出すという夢を持っていた。

だが既に美少女ゲームはソーシャルゲームなどによって市場は奪われて黄金期は過ぎ去り、コノハの会社も小規模なアダルトゲームを作って息を繋いでおり、コノハ自身はそんな会社のサブのイラストレーターとしてモブキャラの後ろ姿をただ塗っているという日々を送っていた。

そんな中、コノハはゲームショップの店主から過去に発売された名作美少女ゲームを譲ってもらうことになった。

その1つである『同級生』のパッケージを開けた途端、突然コノハは光に包まれ、次の瞬間には美少女ゲーム黎明期である1992年の秋葉原にタイムスリップしていた。

まもなく、コノハは当時に存在した会社であるアルコールソフトで美少女ゲーム作りを行うことになる。

さらにコノハは現代に戻ったり、また別の時代の秋葉原に移動したりを繰り返しながら、当時の光景やゲーム作りを体験する。

16bitセンセーション - Wikipediaより抜粋

本作はタイムリープモノで、主人公である秋里コノハ(cv.古賀葵)が過去に飛んで現代の知識を使ってエロゲを作るという物語です。

エロゲがテーマで可愛い子も出てきますが、エロいアニメではありませんし、

ほのぼのした日常系アニメという訳でもありません。

どの層向けか?という話になりますと、私の様にエロゲが好きだったオジサン向けのアニメです。
今はもう興味は無いけど、昔は頭がおかしくなるぐらいエロゲに興じた紳士であれば、きっとお楽しみ頂けるはずです。

今の若い人が見ても「ふーん」と思うぐらいで感動する事は無いかもしれませんが、30年前からパソコンに触っている人間からすれば「あー昔はこうだったね!」と強い共感が得られそうです。
皆さんはフロッピーディスクをご存じでしょうか?
CDが主流となる前の記録媒体なのですが、容量は何と1.44MBです。
CDが700MB、DVDが4.7GBである事を考えたら、昔のPCが如何にしょぼかったかがお分かりになられるかと思います。

本作に登場するゲームも20年以上前のモノが多く、このアニメが面白いとか以前に「あーあったあったw」とか「懐かしいなぁ!」といった感情が溢れてきます。
私はそうでしたが、若い方からしたら「んー???」と感じてしまいそうなので、人という以前に年代を選びそうなアニメである事は確かです。

そんな中、今の若い方でもギリギリ分かりそうな作品も出てきますし、

どこかで見た様なキャラも登場します。

また本作の協力会社が半端無くて、分かる人には分かるというか、分かる方には高確率で刺さるであろう企業名がズラリと並んでます。

「いいアニメだよ!」とオススメしたい処ではありますが、PC98(昔のパソコン)を愛する少し頭のおかしい男とかが出てきますので、やはりジェネレーションギャップを無視して良作と評する事は困難だと判断しました。

純粋に主人公が可愛いとか、昔のエロゲ事情が知れて良かったという声も聞かれましたが、やはり本作はオジサンでないと十分に楽しむ事が出来ないだろうという評価を下さざるを得ません。
エロゲが好きだったオジサンには超オススメ出来ますので、昔を懐かしんで頂ければと思います。
それでは、良きエロゲライフをノシ

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