アニメ批評その1210 花は咲く、修羅の如く
評価:★★(ユーフォニアム程の良さは無かった)
概要
原作:武田綾乃、作画:むっしゅによる日本の漫画作品。
『ウルトラジャンプ』(集英社)にて、2021年7号から連載中。
略称は「花修羅」。
武田が漫画原作を担当したのは、本作が初となる。
ダ・ヴィンチWebによると「実力のある同級生や頼りになる先輩」や「指導力の高い顧問など」が登場し、同原作者による『響け!ユーフォニアム』に通じる部分が見られる作品である。
メディアミックスとしてテレビアニメが2025年1月から3月まで放送された。
あらすじ
とある島・十鳴島に住んでいた春山花奈はある日幼い子ども相手に朗読会を行っているところを彼女が進学する高校の放送部部員・薄頼瑞希に目撃されて放送部に勧誘される。
そして花奈は放送部に入って成長していく。
原作者は響け! ユーフォニアムの武田綾乃先生で、制作会社はスタジオバインドという事でめちゃんこ期待していたのですが…
思ってた程ではありませんでした。
ユーフォニアムとの比較となりますが、本作はキャラが全体的に魅力不足だったという声を多く耳にしました。
確かにそれもあったかな?とは感じましたが、
私が思うに、本作のアニメ化が成功しなかった最大の要因はテーマがアニメ向きでは無かったからだと思ってます。
ユーフォニアムは演奏の素晴らしさで盛り上げる事が可能でしたが、
本作最大の見どころは朗読です。
確かに朗読のシーンは空気も変わるのですが「ぅおースゲぇ!」みたいな感覚では無く「ぉお…」ぐらいの驚きしか無く、感動したりテンションが上がったりする事はありませんでした。
別に声優さんの演技力に不満があったという訳では無いのですが、やはり演奏が無く声だけで視聴者を圧倒するというのは至難の業です。
例えるなら演奏シーンが人気なぼざろとかでも、楽器の演奏も無くアカペラのみだったら今ほどの人気は得られなかったと思います。
朗読するシーンで固有結界みたいな演出が加わったとしてもそれは同じで、朗読だけでは音楽の力というか演出を超える事は困難に思われます。
作画に関しても悪くは無かったのですが、京アニほどのクォリティは無く物足りなさを感じてしまいました。
やはり原作者繋がりで、どうしてもユーフォニアムと比べてしまいます^^;
全国大会という目標があって、
百合要素があって、
ギスギス展開があり、
百合があると。
原作者が同じだから仕方無いのですが、ユーフォニアムと被ってる処が多々あるんですよね。
加えてユーフォのパロディもありますので、比べるなという方が無理です。
本作の出来が微妙な感じになってしまったのはテーマが問題であると申し上げましたが、やはりそれ以外の部分でも「ユーフォの劣化」という評価となってしまい、ユーフォを視聴済の方が観たらガッカリされそうだし、未視聴の方に対しては「ユーフォを観た方がいいよ」となってしまいます。
「この声優さんは、こんな演技も出来るんだなぁ」という驚きを感じる事は出来るのですが、作品全体の出来というか面白さとしましては、朗読がお好きな方以外にはちょっとオススメし難いです。
テーマの難しさ的に、これが限界なのだと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ