アニメ批評その80 怪物くん
評価:★★(当時としては凄い設定)
あらすじ
ワガママで世間知らずな怪物ランド(怪物界)の王子、怪物太郎(怪物くん)。将来を心配した父の怪物大王は、修業させようと、ドラキュラ、オオカミ男、フランケンをお供につけ、人間界へと送り出した。
そこで住居とした怪物屋敷の隣に住む少年ヒロシと仲良くなった怪物くんは、人間界で暮らす怪物たちの面倒を見たり、全世界の征服を企む悪魔たちの秘密組織、デモーニッシュと戦いながら、修業を積む。
怪物くんのアニメはモノクロ版が1968年~1967年
カラー版は1980年~1982年に放送されました。
とても古い作品ではありますが、藤子不二雄Ⓐ大先生の名作です。
当時はフランケン、ドラキュラ、狼男と言えば怖いものというイメージが強かったはずなのですが、それをコミカルに表現された大先生の手腕には驚かされます。
モノクロ版で怪物くんを演じた白石冬美さんが、このリメイク版でも再び怪物くんを演じたいと作者にまで懇願しましたが、放送局や製作会社、スポンサーが異なるなどの理由から結局は野沢雅子さんに変更となりました。
(白石冬美さんは悔し泣きをしたとの事です)
ドラキュラがスネオっぽいのが気になりますが、戦闘シーンはちゃんとしてて主人公の怪物くんが多彩な技を披露してくれます。
カラー版だけでも全94回ありますが、DVDでも販売しております。
かなり古い作品なのでなかなかご視聴をオススメしにくいのですが、藤子不二雄Ⓐ大先生の偉大さが窺い知れる作品となっております。
(劇場版もありますし実写版もあります)
それえは、良きアニメライフをノシ