評価：★★★(リアリティーがある)

あらすじ

「目覚めよ」という声を受けて目を覚ましたハルヒロは、自分がどこともしれない闇の中にいること、そして名前以外の何も思い出せないことに気付く。同じ境遇の12人が揃って外に出ると、そこは赤い月が照らす地「グリムガル」であった。

途方に暮れるハルヒロたちだったが、そこに現れた案内人に誘われた「義勇兵団レッドムーン」の事務所で、人類が魔物と戦っていることを知らされる。そして、この世界で生きていくために義勇兵となってその戦いに身を投じるか、街で細々と生きるかの選択を迫られた。

決断できないハルヒロを尻目にいち早く動いたレンジは、見込みのありそうなメンバーを誘ってパーティを組み、結果としてハルヒロたちは残された者同士でパーティを組むことになってしまった。

各々が義勇兵としての職業に就き基本スキルを習得し、何とか体裁を整えたハルヒロ率いるチーム・ハルヒロ、早々に準備を整えトップ義勇兵になっているチーム・レンジ達は、この地、「グリムガル」を仲間の死などの困難を乗り越え旅していく。

灰と幻想のグリムガル - Wikipediaより抜粋

スマホ太郎系列とは大きく異なり、硬派な異世界転生モノです。
主人公が強いとかハーレム設定とかは全くなくて、しょぼいモンスター相手に苦戦しながら成長していく物語です。
特に人間関係についての描写に力を入れてる感があり、気の合う者同士で組まれたパーティーとかではなく、生き抜く為に妥協も含めて結成された感のあるパーティーだったりします。
仲間内で揉めたりギクシャクしたりと、爽快感やカッコよさは無いのですが他の作品にはない魅力を感じました。

主人公よりも知って欲しいキャラがおりまして、

ランタ
半端無くムカつきます。
こんな奴が同じパーティーにいたら後ろから刺しちゃうかもしれません。

モグゾー
温厚な性格で優しくて料理が得意です。
そんな事よりもcv.落合福嗣
cv.落合福嗣
cv.落合福嗣
実は声優として結構活躍してます。
個人的にも応援してます。

この作品が人気があるかと聞かれれば、全然人気はありません。
やはり異世界転生モノ期待する事は、爽快感やハーレム展開なのだと思います。
そんな中硬派で繊細な本作は異質ではありますが、私は隠れた名作だと思ってます。
よくある異世界転生モノに飽きた方は、是非ご視聴なさって下さい。
次回は異世界転生モノの人気作のご紹介です。

それでは、良き異世界ライフをﾉｼ

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