アニメ批評その242　神様のメモ帳

2020/05/13 19:00

今回はechoさんの記事です。
毎週有難う御座います！

評価：★★(キャラクターは良いけれど)

概要

神様のメモ帳は、杉井光のライトノベル。
イラスト担当は岸田メル。
都心の繁華街やその周辺の高校などを舞台に、主人公・藤島鳴海と探偵・アリス、探偵をサポートするニート達が活躍を通してドラッグや暴力団といった現実的・都市的な脅威を描いている。
略称は『神メモ』
公式のあらすじで、「ニートティーンストーリー」として紹介されている。
作中に登場する多くの人物は就学せず就労せず職業訓練もしていない若者、つまりニートであることが大きな特徴として挙げられる。
なお、この「ニートティーン」（NEET TEEN）という言葉は本作の執筆当時の仮題であり、英語で回文になっている。
電撃文庫編集者はインタビュー記事で本作を「多くの人にとってはどうでもいいが少しの人にとっては大変重大な事件をヘタレな主人公が葛藤しながら解決していく点とヒロインの怜悧さ・偏屈さ・初心さ・もろさが入り混じったかわいさが本作の魅力」と評している。
また『池袋ウエストゲートパーク』からも強く影響を受けている。

あらすじ

藤島鳴海は、父親の仕事の都合上、東京都のM高校に転校する。
クラスメイトである彩香との出会いにより、はなまるラーメンの店裏に集う様々なニートたちと知り合い、ニート探偵を自称するアリスに雇われる事になる。

Wikipediaより抜粋

アリス / 紫苑寺有子（cv.小倉唯）
本作のヒロイン。
身長130cm以下で非常に小柄、色白で長い黒髪を持ち、女性は大概抱きつきたくなる可愛らしい容姿の少女。
普段はくまさん柄のパジャマと白いニーソックスを着用している。
年齢は、14歳か15歳。
一人称は「ぼく」で、理知的な喋り方をし多弁家。
深い洞察力と高いクラッキング能力を持ち、コンピュータで埋め尽くされたNEET探偵事務所から一歩も外に出ないひきこもり。
極端な偏食家でドクターペッパーを愛飲しており、普通の食事はごく少量しか摂らない。
経歴は明らかではないが学校教育を受けておらず、また実家からは逃亡中の身である。
生活能力が欠如しており、風呂にはひとりで入れず洗濯もできない。
また、嫉妬深く鳴海の女性関係にはうるさい。依頼者や関係者で鳴海が女性に優しくしたり親しげなようすを見ると顔を赤くし恥知らずと罵る。

藤島鳴海（cv.松岡禎丞）
本作の主人公。16歳の男子高校生。
身長164cm・体重51kg。細身で童顔な少年で、容姿はごくごく平凡で特徴がない。
母親はすでに亡くなっており、父親は家に寄りつかず姉と二人暮らしをしている。
短い間隔で転校を繰り返してきたせいで、親しい友人も出来ず他人に心を開けない性格。
危機感が欠如している節もあり、危険を顧みずに事件に首を突っ込むことが多くそのたびにアリスに怒られている。
平時はアリスの食事の世話や事務所の掃除、使い走りなどが業務。
身体能力にも情報収集能力にも特筆すべきところはないが、視覚・聴覚が人一倍鋭敏で観察力に優れている。
追い込まれた状況になると誰も考えつかなかったような奇策を思いつき、無鉄砲ともいえるほどの行動力を発揮する為、アリスから頭に血が上ると最短距離で真実にたどり着くと評価を受けている。

篠崎彩夏（cv.茅野愛衣）
鳴海のクラスメイトの少女。栗色の髪のショートカット、可愛らしい小鹿のような瞳と気の強そうな眉が特徴。
「ラーメンはなまる」でアルバイトをしている。
またアリスを風呂に入れるなど、生活の面倒をみていた。
やや天然で気遣いの出来る優しい性格だが、毒舌で時折相手を励ますために言った言葉がむしろその人の痛い所をつく結果になり、その度に相手を落ち込ませている。
趣味は園芸で、高校の花壇や温室の植物の世話をすべてひとりでこなしていた。
学校で孤立していた鳴海を園芸部に強引に入部させ、また「ラーメンはなまる」に連れていってアリスたちと引き会わせた。

神メモです。
ヒロインのアリスは生活力皆無で、羞恥心のない浮世離れした黒髪美少女。
ハッカーで安楽椅子探偵で鳴海やニートと共に裏の世界のもめ事を解決していくという萌え要素テンコ盛りです。
小倉唯さんのＣＶもあいまって最高のキャラクターになってます。
一方で助手の鳴海君はへたれの少年ですが、いざという時の度胸と機転の早さでヤクザ（半グレみたいなもの）にも一目置かれる存在になっていきますが…。
事件解決の為とはいえヤクザに頼っちゃだめでしょｗ
この物語のヤクザは筋の通った良い人たちですし、薬物などアングラな世界の話なのである意味リアルなのかもしれないですが、こちらはもっとアリスの活躍が見たいのです。
この辺りがちょっと爽快感が欠ける点になっている気がします。
もう一つアニメでは原作１巻で退場する主要キャラを、最終話まで生かす為にかなり話の前後を入れ替えているみたいです。
話のつじつまが合わないところがちらほらと…。
池袋ウェストゲートパークの様な世界観に美少女探偵（ハッカー）とわくわくする設定満載なんですけどね。

岸田メルさんの描くキャラクターと作画は素晴らしいです。