アニメ批評その489 安達としまむら
評価:★★★(素晴らしき百合)
概要
『安達としまむら』(あだちとしまむら)は、入間人間による日本のライトノベル作品。イラストは8巻まではのんが担当していた。
『電撃文庫MAGAZINE』vol.28から連載。
メディアミックスとして、2016年から2017年にかけてまに作画によるコミカライズ作品が『ガンガンONLINE』で連載され、2019年より柚原もけ作画による新たなコミカライズ作品が『月刊コミック電撃大王』にて連載中。
テレビアニメは、2020年10月より12月まで放送された。
略称は「あだしま」。
あらすじ
女子高生である安達としまむらは、体育館の2階で出会い、友達になった。
二人は好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球をしたり、普通な日常を過ごしながら、友情を育んでいくが、やがて安達はしまむらに対して特別な感情を抱くようになる。
自分の中に生まれた感情に苦悶しながらも、安達はしまむらと一緒に少しだけ変わった日常を歩んでいくことになる。
主人公の安達 桜(cv.鬼頭明里)です。
授業にほとんど出ずに学校内のあちこちでサボっている、教師も生徒も公認の不良少女です。
たまたま同じ体育館の2階で授業をサボっていたことをきっかけにしまむらと知り合い、仲良くなります。
もう一人の主人公の島村 抱月(cv.伊藤美来)です。
安達ほどではないがよく授業をサボっており、サボり先で知り合った安達と仲良くなってからはよく一緒にサボる様になります。
安達の方が自分より美人だと思っている節があり、安達に容姿を褒められてもお世辞としか思ってません。
本作はこの二人が織り成す百合百合しい作品です。
百合モノに興味が無い方もちょっとお試しで本作をご視聴なさって欲しい所です。
本作に面白さやほのぼのした日常系ストーリーを求めてはいけません。
あるのは「尊い」の一言です。
私は特に百合モノが好きという訳では無いのですが、ただひたすら「尊い」という気持ちは終始楽しく視聴する事が出来ました。
「本作に面白さを求めてはいけない」と申し上げましたが、面白いシーンがかなりあります。
安達がしまむらの事が好き過ぎて、一人相撲しているシーンがとても面白いというか、そんなシーンばかりです。
年頃の童貞男子の様なムーブをかますので色んな意味で目が離せません。
あと、どこかで見た事のある子が出てきます・・・
原作者は入間人間先生なのですが、電波女と青春男という作品も手掛けております。
名前も同じ「社」ちゃんですし、何か繋がりがあるのかもしれません。
人見知りの激しい安達が一途に人を好きになり、表面はいいけどある意味冷めているしまむらが安達を特別な友人として扱う様になるという過程が非常に秀逸で、キャラの心情がとても繊細かつ丁寧に表現されてます。
百合カップルは他にもいますし、安達のライバルキャラも登場します。
TVアニメ「安達としまむら」 OP 君に会えた日
このOPですが、初見だと対して印象に残らない曲という感想でしたが、本編を数回視聴した後に聞くと凄く良い曲に聞こえてきます。
美しい百合がそこにあります。
百合に興味の無い方でも騙されたと思ってご覧になってみて下さい。
後悔はさせませんよ!
それでは、良き百合ライフをノシ