評価：★★★(みんなが知ってる遊戯王)

概要

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』（ゆうぎおうデュエルモンスターズ）は、高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』を原作とするテレビアニメである。

2000年4月18日から2004年9月29日までテレビ東京系列で放送された。

全224話。

『遊☆戯☆王』のテレビアニメ第2作。

原作のカードゲームを再現したトレーディングカード（トレカ）商品が人気を呼んだことをきっかけに再アニメ化されたシリーズであり、ホビー『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』とタイアップしている。

1998年にテレビ朝日系で放送された『遊☆戯☆王 (アニメ第1作)』と関連性はない。

武藤遊戯の声優に当時ジャニーズJr.であった風間俊介を起用したのを皮切りに、全てのキャスト（配役）が変更・一新されている。

次回予告は真崎杏子が担当しており、次回の内容を大まかに述べた後「次回、『（タイトル）』、デュエルスタンバイ！」と締めるという形で行われていたが、次回のデュエルで活躍するキーカードや重要な展開までネタバレしてしまうことが頻繁にあり、ネタバレの激しい次回予告としてバラエティ番組やインターネットでしばしばネタにされることがある。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ - Wikipediaより抜粋

↑前作はスポンサーの変更により無かった事になってます。
ある意味、本作が遊戯王アニメ版の第一作目と認識しても問題無いと思われます。
遊戯王をご存じ無い方に簡単にご説明しておきますね。

主人公の武藤遊戯くんは、ひ弱ないじめられっ子です。
カードゲームが好きなだけの陰キャでしたが、

もう一つの闇の人格「闇遊戯」が現れます。
二重人格という訳では無く、陰キャ遊戯くんの中に陽キャ(？)な遊戯が現れて一つの肉体で共存する感じです。
陰キャ遊戯は彼の事を「もう一人の僕」と呼びます。

ライバルの海馬くんです。
学生なのにカードゲームを販売している会社の社長で「デュエルディスク」なるカードゲームの対戦を盛り上げるアイテムを開発します。
カードゲームが強いだけでは無く、ヘリコプターやジェット機も操縦出来る凄い男です。
好きな食べ物は牛フィレ肉フォアグラソース。
嫌いな食べ物はおでんです。

本作のメインはカードゲームです。
ゲームではあるのですが、登場人物の大半は勝負に命を懸ける勢いで頑張ってます。
本作の功績により日本にカードゲームブームが訪れ、当時はまだ少なかったカードショップが全国に多数出店する事となります。
※カードゲームの中での売上は世界一でギネス認定もされました。
今ではカードゲームというジャンルはメジャーでは無いモノの、どういったモノかを認識してらっしゃる方は多いと思います。
本作のアニメ化成功により、当時はドマイナーだったカードゲームが世に広まったと共に「遊戯王って何だかすげーなｗ」と視聴者を驚かせた訳です。
遊戯王のここが凄い！

そんな手があったのかｗ

ライバルが超強力なカードを持ってたらどうすればいいか？
凡人の私には「対策カードをデッキに積む」といった方法しか思い浮かびませんでしたが、その解決法を提示してくれたプレイヤーが登場します。
↑のインセクター羽蛾くんは、遊戯くんの持っていた「封印されしエクゾディア」という超激レアカードを「ちょっと見せてくれないかい？」と言って受け取った後に海に投げ捨てます。
目から鱗でした。
絶対にヤってはイケない禁じ手ではありますが、当時の私は「そんな手があったのか！」と驚いたモノです。

大人げ無い

プレイヤーの中には羽蛾くんの様な少年だけでは無く、プロプレイヤーや悪の秘密結社的な人も出てきます。
中でも作中のカードゲームを制作した方まで登場し、遊戯君の前に立ちふさがります。
トッププレイヤーでも知らない効果のカードをドヤ顔で使用する大人げない製作者や、偽カードを使用し対戦する悪者など、ツッコミどころ満載な所が逆に面白く感じられるのが本作の魅力の一つです。

不安定な作画さえも

作画がちょいちょい不安定になりますが、コレも本作の魅力の一つです。
視聴してて「え？ちょっｗ」となる事が往々にありまして、特に作画が不安定な海馬社長
を観てニヤニヤするという楽しみ方が出来ます。
本来であればマイナス要素なのですが、そういった楽しみ方が出来てしまう作品は勝ち組というか得ですよね。

ネタバレすらも

次回予告のネタバレが凄すぎて、逆に面白いです。
子供向けの番組ではありましたが、当時の少年達もそれをネタにしてましたので結果的に良かったのではないでしょうかｗ

っと、まぁこんな感じの作品です。
本作の凄い所は、カードゲームに興味が無くても何となく楽しめてしまう点と、ある程度視聴すると遊戯王のカードを買いたくなってしまう点です。
これほど商品の購入意欲を誘う作品を私は他に知りません。

カードゲームに興味の無い方はとっつき難いかもしれませんし、古い作品な上に話数も多いのですが、今回ご紹介したのは本作の魅力の極々一部です。
ネタの宝庫である初代遊戯王
観ておいて損は無いと思います。面白いですよ！
本作以降も遊戯王シリーズが続きますが、主人公が交代してしまうという事もあり、面白さが半減しております。
もし観るなら絶対に本作を優先してご覧になって下さい。

それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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