マイセンのブログ

アニメのレビューとウマ娘の攻略記事がメインです
Twitter→@mysen777

アニメ批評その593 マクロスプラス

評価:★★(歌姫がなぁ)

概要

『マクロスプラス』(MACROSS PLUS)は1994年から1995年にかけて発売された日本のOVA(全4巻)

テレビアニメ『超時空要塞マクロス』に続く「マクロスシリーズ」の一作品。

1995年には劇場版『マクロスプラス MOVIE EDITION』も公開された。


本作は『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の監督を務めた河森正治を中心に、マクロスの後継作としてテレビアニメ『マクロス7』と並行して企画・制作された。

「第三次世界大戦を舞台に、最後の有人戦闘機で一騎討ちを果たす2人のパイロット」という原案を、マクロス世界に移して作品化したものである。

本作は作品世界の時系列上第1作『超時空要塞マクロス』を直近とする続編シリーズ作品であり、「マクロスシティ」「私の彼はパイロット」「VF-1Jバルキリー」「ロイ・フォッカー勲章」などといった第1作由来の様々な事象が登場し、直接の続編であることが強調されている。

その一方、他のシリーズ作品が女性2名と男性1名で主要キャラクターの三角関係を描いているのに対し、本作は逆に男性2名と女性1名のそれを描いており、『SFアニメがおもしろい 機動戦士ガンダムから新世紀エヴァンゲリオンまで』における解説では、「チャゲアスやドリカムが主題歌を歌うトレンディドラマのよう」なロボットアニメと評された。

また、やはりシリーズの他作品では「歌」という文化が戦争や暴力に打ち勝つ万能の力として描かれているのに対し、本作では敵としての「歌」が描かれており、この点も異色である。


本作で試みられたCGとセルアニメを積極的に融合させる演出は、当時の水準では極めて効果的であり、それまでのアニメにはない精密なビジュアルであったがこの時点では、基本的にバーチャルアイドルの表現やデータ表示などあくまで「本物もCGで描かれている物をCGで描く」レベルに留まっており、メカ描写などへの本格的なCGの導入は次作『マクロス ゼロ』を待つことになる。

板野一郎の手がける「板野サーカス」も、この作品のためにアメリカで模擬空中戦を体験したことから、戦闘機パイロットの皮膚感覚を伝えるよりリアルな描写へと進化している。

また、サブテーマとして仮想現実と人の心の関係が問われている。

これらのサウンドトラックを制作した菅野よう子は、本作がアニメ音楽デビュー作であったが、迫力と緊迫感を盛り上げる仕事を認められ、後の活躍への足掛かりとなった。


台詞を全て英語に吹き替えたインターナショナルバージョン(日本語字幕つき)が制作された点も、当時としては画期的であった。

1990年代に入り北米で日本製アニメが注目され始めていたが、日本側が正規の海外版を企画するのはまだ珍しいケースであった。

戦争よりも「航空機もの」という作風も手伝い、本作は『AKIRA』『攻殻機動隊』と共に三大日本アニメとして、海外のアニメファンにも浸透する人気作品となった。

本作は渡辺信一郎の監督デビュー作でもあり、河森、菅野、脚本家信本敬子らとのつながりは後に『カウボーイビバップ』に活かされることになる。

なお、OVA第1巻のみ庵野秀明が原画で参加している。

本作が発売された当時のOVA市場は『ああっ女神さまっ』や『天地無用!』などの美少女を描いたアニメが主流であり、本作はそれなりに好セールスだったものの、この2者や前作『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』より売れなかった(オリコン調べ)。

あらすじ

地球とゼントラーディによる宇宙戦争「第一次星間大戦」の終結から30年後の2040年、人類初の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。

競合メーカー2社が開発した試作可変戦闘機YF-19とYF-21のテストパイロットは、かつて親友どうしであったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。

幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。

そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。

しかしミュンは、絶大な人気を有する人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。

かつて歌手を目指しながらも夢を諦め、不完全な人工知能のシャロンを裏で操る役目を担っていたミュンは、いつまでも子供のように夢を追い続けるイサムとガルドを前にして自己嫌悪に陥りながらも、二人のあいだで心が揺れ動く。

MOVIE EDITION

基本構成はOVA版を踏襲し、シーンを再編集して若干のストーリー変更が行われている。

OVA製作当初から劇場版を念頭に置いて製作されており、OVAは各巻ごとにエピソードを振り分けた形になっている。

約20分の新作カットが加えられたが、とりわけ終盤の展開がボリュームアップされ、劇場版ならではの見所となっている。

劇場公開は1995年10月7日、配給は松竹、上映時間115分。

『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』との併映で「マクロスフェスティバル'95」と銘打たれ公開された。

マクロスプラス - Wikipediaより抜粋

12年の歳月を経て、人気作の続編が出た訳です。

主人公のイサム・ダイソン(24歳の中尉)です。
テストパイロットとして新星インダストリー社の新型可変戦闘機YF-19を担当します。
腕前は超一流であり、エースパイロットの証「ロイ・フォッカー勲章」を3度受章してますが、自由奔放な性格で軍規違反を繰り返し、前述勲章を3度とも剥奪されるほどの問題児でもあります。
小太刀右京による小説版『マクロスF』や『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』にも登場します。
角度によって顔が違うとか言わない様に

イサムのライバルであるガルド・ゴア・ボーマンです(25歳)
ゼネラル・ギャラクシー社の開発主任兼テストパイロットで、新型可変戦闘機YF-21を担当してます。
ゼントラーディと地球人の共存により生まれた混血児(いわゆるピースチルドレン)で、遺伝により明晰な頭脳と屈強な肉体を具えてます。
しかし、成長とともに巨人族の血の発作的な攻撃衝動に襲われ、ひそかに抑制薬を服用してましたが、これが後々テスト中に重大な事件を引き起こす要因となります。
OVA版と映画版では、最後のゴーストX-9と決着をつけるシーンが変更されている。
※名シーンです。

ヒロインのミュン・ファン・ローン(23歳)です。
今だから言えるけど、あまり魅力的では無いと思ってます。

流石に1994年に放送された作品なので、今観ると「まぁこんなモンか」と初見の方なら思われる事でしょう。
正直私は「是非ご覧になって下さい!」とは申し上げにくいです。
しかし本作の功績は非常に大きく、後のアニメ業界に爆大な影響を与えました。
上記の概要欄に色々と記載しましたが、アニメ好きならご存じであろう菅野よう子さんにとってアニメ音楽のデビュー作であり、本作の仕事ぶりを評価され後の躍進に繋がりました。
台詞を全て英語に吹き替えたインターナショナルバージョンというのも画期的でしたし、「板野サーカス」を進化させたのも本作のおかげです。

※板野サーカスとは

アニメーター板野一郎氏によって確立された映像表現技法の一つであり、「高速で動く物体とそれを追う高速で動く物体を、高速で動くカメラが捕らえた映像」である。

画面狭しとばかりに埋め尽くされる多数のミサイル群の高機動(ハイパーマニューバ)に目を奪われがちだが、重要なのはミサイルの数ではなく、空間のデフォルメ演出である。

いわゆる嘘パースを極限にまで高め、それを高速なカメラワークによる視点の回り込み演出で迫力ある映像美を実現した。

多くの追随者によって板野サーカス的映像表現は用いられているが、多くはミサイルの高機動表現の模倣に終始しており、カメラワークまできちんと再現している板野サーカスは意外と少ない。

板野一郎自身が認める板野サーカスの使い手は庵野秀明、後藤雅巳、村木靖の3名のみと言われている。

板野サーカスとは (イタノサーカスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

より抜粋

作画面においても当時の他作品と比べるとかなりの差があり「流石はマクロス、カッコいいな!」と私も思いました。


ですが・・・

肝心な歌姫が微妙です。
本作の歌姫は人工知能のシャロン・アップルちゃんです(バーチャルアイドル)
彼女を可愛いと評する方もいらっしゃいますし、菅野よう子さんが制作された楽曲も素晴らしいと思うのですが、他のマクロス作品と比較してもかなり異色です。
私は「歌の部分に関しては求めていたモノと違うな」と感じたのですが、本作がガンダムシリーズ程の人気が出なかったのはこの部分が大きかったのではないか?と思ってます。


個人的にはガンダムシリーズよりも絶対にマクロスシリーズの方がカッコいいと思ってるのですが「面白いのはどっち?」と聞かれると答えに窮します。
作画もメカのデザインも圧倒的にマクロスの方が上ですし、加えて「歌」に関してもマクロスに軍配が上がります。
色々考えた結果、ガンダムが勝っている点は「キャラクターの魅力」
これに尽きると思います。
マクロスシリーズにも名言は色々あるのですが、ガンダム程ではありません。
初代マクロスと本作を足しても、初代ガンダムと比べれば名言や有名な台詞は何倍もの差があります。
後の初代以外でもガンダムシリーズは名言の宝庫であり、作画に頼らずとも有名なシーンも多数ある訳です。
観た瞬間の評価はマクロスの方が高いのですが、数か月~数年経って思い出に残ったシーンを挙げるとなると、どうしてもガンダムの方ばかり思い出されます。
両立出来たら最高の傑作が出来たのでしょうけども、ガンダムもマクロスも毛色が違うという事で住み分けれているというか、それぞれの良さがあって良いと思います。


話が反れましたが、本作も主人公とライバル以外に印象に残るキャラは少ないです。
名言と言われても特に思い浮かびませんし、アニメ界に多大な影響を与えた作品ではありますが、先に述べた通り「絶対に観てくれよな(悟空感)」ではありません。
なので評価は★2とさせて頂きます。
それでは、良きマクロスライフをノシ

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する