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アニメ批評その612 オッドタクシー

今回は私がノーマークだった春アニメをechoさんがレビューして下さいました。

評価:★★★(とにかく脚本が凄い)

概要

オッドタクシーは、P.I.C.SとOLMの共同制作による日本のテレビアニメ作品。

2021年4月から6月までテレビ東京ほかにて放送された。

主人公のタクシードライバー・小戸川を中心とした群像劇。
現代の東京らしき街が舞台だが、登場するキャラクターは全員擬人化した動物の姿をしている。
漫画家の此元和津也が本作で初めてオリジナルテレビアニメの脚本を務める。

あらすじ

平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。

身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者。

趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。

一応、友人と呼べるのはかかりつけでもある医者の剛力と、高校からの同級生、柿花ぐらい。

彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。

バズりたくてしょうがない大学生・樺沢、何かを隠す看護師・白川、

いまいち売れない芸人コンビ・ホモサピエンス、

街のゴロツキ・ドブ、売出し中のアイドル・ミステリーキッス…

何でも無いはずの人々の会話は、やがて失踪した1人の少女へと繋がっていく。

春アニメのダークホースです。
とにかくこのアニメは脚本が凄いです!
放送前はこの絵柄と、深夜深い時間帯のオリジナルアニメという事もあってノーマークだったのですが最終回まで見て度肝を抜かれました。

ストーリーは主人公のタクシー運転手「小戸川」を中心に繰り広げられる会話劇、そしてタクシーに乗り合わせる乗客たちの群像劇です。
絵柄は漫画的に擬人化された動物たちですが、舞台は動物達のいる世界観では無く、現代の東京です。

序盤を見た私の感想は、
「タクシーのなかでの会話劇ということもあってアニメとしては動きが少ない。
ただ、会話や小戸川たちキャラクターは抜群に面白い。
「練馬区女子高生失踪事件」がやたら強調されているし後々サスペンスチックな展開になってくるのかな?
キャラクターは動物になっている分キャラクターが分かりやすく強調されているけど、この内容なら人間を主人公にして実写ドラマで良かったのでは?」
などと思っていました。


私がバカでした!

最後まで見ればこのお話はアニメでないと出来ない脚本だと分かります。
私の浅はかな批判も全てちゃんと伏線になっていたのです。
こんなにやられたっ!と思い、鳥肌が立った最終回は久しぶりでした。


コントのようなテンポの良い会話劇の中にもしっかりと伏線が張られていて、それぞれのキャラクターがやがて一つの事件に結びついていく…。
シナリオ構成が実に見事です。
脚本の方をWikiで調べてみたら新進気鋭の漫画家さんなんですね。
今後、此元和津也さんには注目していきたいと思います。


しかし、2021年春アニメは先週紹介したVivyといいオッドタクシーといい、素晴らしいオリジナルアニメ(原作なしアニメ)に出会えて幸せなクールでした。
オリジナルアニメは原作が無い分、脚本によって当たりはずれが大きく出るのですが、後々まで語り継がれる名作も多いです。
Vivyとオッドタクシーは後々まで語り継がれる名作だと思います。
ぜひ一度ご覧ください!
では、良きアニメライフを!

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