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アニメ批評その637 輪廻のラグランジェ

友人の田中太郎くんがめちゃんこ好きなアニメなのでいつか観ようと思いつつ、本日まで観なかった私です。
なのでレビューはechoさんがしてくださいました。

評価:★★(聖地巡礼アニメの失敗例として必ず上がるロボットアニメ、期待値が高かっただけでつまらない訳ではない)

概要

輪廻のラグランジェは、日本のロボットアニメ作品。

放送期間は分割2クールで、2012年の1月から第1期、7月から『輪廻のラグランジェ season2』として2期が放送された。

アニメーション制作はIGポート傘下のXEBECが担当。

総監督は、XEBECで『機動戦艦ナデシコ』『宇宙のステルヴィア』を手掛けた佐藤竜雄。

本作品の主役ロボットのデザインはメカニックデザイナーではなく、日産自動車のグローバルデザイン本部に依頼された。

自動車メーカーがアニメーションへロボットのデザインを提供するという試みは世界でも例を見ない取り組み。

本作の主な舞台は千葉県鴨川市となっており、実在の風景を基にした背景画が作品中で使われている。

鴨川市では「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会」が発足し、主役格のまどか・ラン・ムギナミの3人は、「鴨川ふるさと特別大使」に任命されている。

通称は「ラグりん」。副題は『Flower declaration of your heart』。

また、海外呼称として『Lagrange - The Flower of Rin-ne』があり、海外放送時は主にこの名称が使用されている。

あらすじ

青い海の広がる千葉県・鴨川市。

青い海に、カモメの舞う千葉県・鴨川市。

京乃まどかは、鴨川女子高等学校・ジャージ部ただ一人の部員として、人命救助から部活の助っ人まで、今日も朝から大忙し!

明るい人柄でみんなから頼りにされるけど、部員が一向に増えないのが悩みのタネだ。

そんなまどかの前に現れた、謎の美少女ラン。

ジャージ部に興味を示し、あっさり入部したランは、同志ができたと感激するまどかに問いかけた。

「あなた、ロボットに乗れる?」 ランとまどかが向かった先は洋上プラント“ファロス”。

そして、その奥には、光り輝く翼を持つ機体“ウォクス・アウラ”があった。さすがに戸惑うまどかだが、ついにウォクスに乗り込む。ランに鴨川の名所を案内したいという、まっすぐな一心で!

その時、衛星軌道上からファロスに接近する物体があった。

ウォクスに乗り込み、大空へ飛び立つまどか。

ジャージ部魂で戦うまどかはウォクスに秘められた力を引き出し、鴨川を守ることが出来るのか!?

京乃まどか
本作の主人公。鴨川女子高等学校ジャージ部部長。
ウォクス・アウラのパイロット。
性格は明朗快活で仲間想い。「まるっ」と言いながら右手で円を描くのが口癖。
生まれ育った鴨川の町に人並みならぬ愛着を持ち、戦闘中でも住人に被害が及ばないよう注意している。
運動神経は高く、多くの部活に助っ人として参加しているが、勉強は不得手。

フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ
とある任務のため宇宙から来た少女。通称「ラン」。
ウォクス・リンファのパイロット。
「わん」が口癖。
ポリヘドロンの構成国家の1つ、レ・ガリテの第1皇女で、ディセルマインの妹。
あまり感情を表に出さず、見た目はクールでしっかり者だが、実はカナヅチでお化けが苦手なドジっ娘。
鴨川女子高等学校に転入、ジャージ部に入部する。

ムギナミ
ランと同じく宇宙から来た少女。
相手から何かを頼まれた時に「かしこまり〜」と言うのが口癖。
反ポリヘドロン義賊同盟「キッス」の一員で、頭領のヴィラジュリオを「お兄ちゃん」と呼んで慕う。
惑星ウ・ゴーの出身。身寄りのない孤児で、幼少時は貧困生活を送っていたが、ヴィラジュリオと出会い「キッス」の一員となる。
口調はおっとりだが運動神経は良く、人命救助やウェイトレス、料理もそつなくこなす。
鴨川女子高等学校に転入し、ジャージ部に入部する。


制作は『機動戦艦ナデシコ』『蒼穹のファフナー』などでロボットアニメに定評のあるXEBECです。
制作された2012年というと、2007年の『らき☆すた』や2009年の『けいおん!』などで話題になったアニメによる聖地巡礼が定着してきた時期で、輪廻のラグランジェが放送された2012年には『ガールズ&パンツァー』という聖地巡礼アニメの大成功例があります。

この作品も千葉県鴨川市の全面協力を得て、毎回サブタイトルに『鴨川』を入れるなど鴨川市を大プッシュしていたのですが、これが大失敗でした。
アニメファンってこういうあざといプッシュの仕方を嫌うんですよねw
制作前からタイアップを決めてしまったがゆえに毎話必ず鴨川をストーリーに入れ込んでしまって、逆に鴨川市が炎上する事態にまでになってしまいました。
それでもアニメのストーリーが面白ければ許されたんでしょうが、このタイアップがストーリーにも影響をきたしています。
宇宙人と地球人との戦いや友情がメインテーマなのですが、構図が地球vs宇宙どころか日本vs宇宙にもならず、鴨川vs宇宙になってしまっている為にもの凄くスケールが小さく見えるんですよね。
ストーリーもロボットの戦闘や国家間の政治的なものはあまり描かれず、主役3人の友情や日常描写がメインで『鴨川女子高等学校・ジャージ部』の日常系アニメにロボットの戦闘がおまけで付いてるような印象になってしまっています。
聖地巡礼アニメが成功する為に、一番良い方法は『面白いアニメを作る事』です。
この部分がタイアップした事で足を引っ張られたというのは本末転倒というか皮肉な感じはします。
じゃあクソアニメと言うほどつまらないかというとそんな事はなくて、主役組3人のキャラクターは良いですし、3人の人間ドラマ、友情もののアニメとして見れば十分面白いと思います。

ロボットの戦闘シーンも決して手を抜いている訳ではないのですが、人間ドラマが主軸なのであまり印象に残らないのがもったいないところです。
日産がデザインしたロボットも、私は個性的でカッコいいと思うのですけどね。
ロボットアニメファンには物足りないかもしれませんが、主役組3人のキャラクターが気にいった人、女の子同士の友情ものが好きな人にはお勧めです。
では、良きアニメライフを!

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