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アニメ批評その713 響け！ユーフォニアム～誓いのフィナーレ～
評価：★★★(コレこそが観たかったモノ)
「リズと青い鳥」と同時間軸における2年生に進級した久美子たちの物語を、完全新作の映画として制作したモノです。
主人公は久美子ちゃんで、作画も復活してます。
「リズと青い鳥」には独特な良さがありましたが、私もですが「本当に観たかったモノはコレだな！」と思われた方は少なくないはずです。
久美子ちゃん達が進級したという事は、当然後輩が入部してくるという事です。
実力や才能はあるけどめんどくせぇ後輩が数名入部してきます。
新部長が奮闘し、
お世辞にもヤル気があったとは言えなかった夏紀ちゃんも部員のケアに励みます。
主人公の久美子ちゃんも失言王の名を欲しいままにしながらも、必死に後輩の指導やケアに当たります。
元々めんどくさい事はしたく無いタチだったはずなので、物凄い成長を感じます。
もうコレだけでも私はある程度満足してしまいました。
好きなキャラ達が人として成長するのを見るのは嬉しいモノです。
今回は秀一くんとの仲が進展する展開もありますが、
お約束の百合百合しいシーンも搭載しております。
ラストの演奏シーンは「このシーン好き！」というモノがたくさんあるのですが、ネタバレ回避・・・というか是非ご覧になって確かめて頂ければと思い自重しました。
演奏も演出も作画も全てパーフェクトです。
流石は京都アニメーションです。
「リズと青い鳥」では主人公だったみぞれちゃんが、本作では一言も発しなかったのは前作との対比となって良かったと思います。みぞれ推しなので個人的には残念でしたけども
TV版の正統な続編であり、小難しい演出や表現法もありません。
「リズと青い鳥」で絶望した方も安心してご視聴下さいませ。
TV版を楽しめた方なら絶対に面白いと感じるはずです。
それでは、良きアニメライフをﾉｼ