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アニメ批評その671 響け!ユーフォニアム リズと青い鳥

評価:★★(芸術的な作品だが人を選ぶ)

概要

2018年4月21日公開。

オーボエを担当する鎧塚みぞれと、フルートを担当する傘木希美を主人公に、卒業を控えた3年生の二人が「高校最後のコンクール」に挑む青春模様を描く。

監督は『映画けいおん!』『たまこラブストーリー』『映画 聲の形』などを手がけ受賞歴もある山田尚子が担当する。

本作は『響け!ユーフォニアム』の続編でありスピンオフという位置付けではあるが、"1本の独立した映画"としても成立するよう制作されている。

響け! ユーフォニアム - Wikipediaより抜粋

↑コチラの作品の続編でアニメ2期の続きとなります。

開幕はジブリ調の謎作品から始まり、視聴者を困惑させます。

次の場面は女子二人がひたすら歩くシーンです。
歩く歩幅や足音に意味があるのですが、このシーンを「芸術的だな」「素晴らしいな」と思えないと本作の視聴はキツく感じてしまうかもしれません。

『響け!ユーフォニアム』の続編を期待して観ると絶対に裏切られると思います。
イイ意味でも悪い意味でもです。
主人公の久美子ちゃんも殆ど台詞がありませんし、男性キャラに至っては顧問の先生以外まともに映りすらしません。

本作の主人公はこの天使といっても過言ではない鎧塚 みぞれちゃんと、

クソビッチ親友(笑)の傘木 希美です。
この二人がメインで物語が進みます。

私はみぞれちゃんが大好きですし、本作の芸術性には感銘を受けました。
結構好きな作品です。
ですが、コレが多くの方に受け入れられるかというと話は別です。
以下に本作のマイナス点を挙げさせて頂きます。

・久美子や麗奈の出番が少ない

特定のキャラ以外は殆ど出番がありません。
久美子や麗奈ですらです。
単純に「続編」を期待した方からすると肩透かしを食らった感じを受ける事でしょう。

・ジブリ調が長い

「リズと青い鳥」というのが本作のテーマなので、この部分はかなり重要で端折れないのはわかるのですが、ジブリ作品が苦手な方には拷問の様に感じるかもしれませんし、そうで無い方からしても「長い・・・キツイ」と感じられるかもしれません。
リズ役が台詞棒読みなのは物語の役柄仕方が無いのですが「ナニコレ?」と思われる方も少なくなさそうです。

・作画が変

この作品単体で観た時は違和感を感じないでしょうし、そもそも作画が悪いとも言えませんが、従来の『響け!ユーフォニアム』と比較すると大分作画が変わっております。
首が妙に長いのも若干気になります。

・強烈な百合

元々百合百合しいシーンが多かった作品でしたが、本作はそれがかなり強烈になってます。
重い女と軽い女の百合なのですが、どちらにも感情移入出来ないという方が多い気がします。


私は主人公のみぞれちゃんが大好きなので贔屓目で観れた感はありましたが、どう考えても人を選ぶ作品だし、続編として期待していた方々の期待を裏切る作品でもありました。

正式な続編は本作の後に公開された別の劇場作品がありまして、本作はそのサイドストーリーという位置づけです。
サイドストーリーを先出ししてきた京アニさんの手腕には驚かされますし、芸術点の高い作品だとも感じました。
ですが、先に書いた通り人を選ぶ作品であり、人によっては強い嫌悪感を感じる可能性がある事から評価は★2とさせて頂きます。
それでは、良きアニメライフをノシ

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