評価：★(シャドバ、しようぜ！)

概要

『Shadowverse』（シャドウバース）は、Cygamesより配信されているスマートフォン・タブレット・PC向け対戦型オンライントレーディングカードゲーム（TCG）。

2016年6月17日サービス開始。基本プレイ無料（アイテム課金制）。

略称は「シャドバ」。

同社のソーシャルRPG『神撃のバハムート』を元にしたダークファンタジーの世界観をベースとしたゲームであり、同作のカードイラストが本作のカードのイラストとして主に使用されているが、メインキャラクターおよびストーリーは新規のものである。

ゲームルールは2014年に配信を開始したBlizzardのオンラインTCG『ハースストーン』と同様の基本ルールが採用されている一方、「進化」システムなどの独自要素がある。

大人気DTCGのアニメ化作品です。
超美麗作画で勝負するのかと思いきや・・・

遊戯王チックな感じで、子供を対象とした作りとなっております。
本作の世界観はシャドウバース(以下シャドバ)が世界的にメジャーなゲームであり、

スマホ一つあればどこでも臨場感溢れる対戦が出来るという設定になってます。
例え街中でもゲームのユニットが立体的に現れます。
遊戯王の場合、闇のゲームとか海馬コーポレーションが開発したデュエルディスクとかの設定がありましたが、本作では世界的に有名なゲームで化学も発達している様なので細かい処はツッコんではイケマセン。

主人公がイグニスドラゴン推しなのも、遊戯君がブラックマジシャンを愛用していた事を考えるとキャラ付けという意味では必要なのだと思います。

◆教育上よくない？

遊戯王ではアンティールールとか言ってカードを賭けた対戦もありましたが、本作ではスマホを賭けて勝負する事があります。

これは青少年に教育上良く無いのでは？と思った私ですが、

遊戯王はイカサマ師やカード偽造集団の他、

人様のカードを海に捨てる輩までおりますので、シャドバの方がまだマシです。

◆キャラクターについて

女性キャラの可愛さは遊戯王の比ではありません。
シャドバの圧勝と言えます。

しかし男性キャラに関しては遊戯王と比べると個性が全然足りません。

シャドバのキャラデザやキャラ付けが悪いという事では無いのですが、遊戯王のインパクトが強すぎるのです。

名言や名シーンも多く、この手のジャンルで遊戯王を超える作品を作る事自体無理な気がします。

◆子供向けなのが良く無かった？

アニメ関連の事業では成功を収め続けているサイゲですが、シャドバに関しては目論見が外れてしまったと思います。
私はニコニコ動画で視聴してたのですが、無料視聴可能なのにも拘わらず週を追うごとに再生数が下がり続け、最終的にはアニメランキング100位以内にも入れない始末となってました。
子供向けに制作されたアニメなので大人はどうでもいいとしても、正直子供達にこれが受け入れられてるとは思えません。
遊戯王でしたら1000円チョイ出せばストラクチャーデッキ(スターターセット)が入手出来ますし、お金持ちの子供が友達にカードを貸したりあげたりという事もあり、比較的ゲームを始めやすいと思います。
対してシャドバはスマホが無いと始まりませんので、スマホの普及率が高まった現代においてもまだまだお持ちで無いお子さんも多いかと思われます。
大人向けで無難なモノを作ったとしてもシャドバのユーザーは増えなかったと思いますが、子供向けにするにしてはスマホ必須なのが厳しかったと思います。

2022年4月より2期が始まります。
カードゲームをモチーフとしたアニメは、そのゲームを既にプレイしている方か、これから始める予定の方で無いと楽しむのが困難です。
遊戯王の様にネタとして笑えるシーンや作画が多いアニメは特例で、そういった要素抜きに「シャドバは未プレイでこれからヤル予定も無いです」という方が楽しむ事は出来ないと思ってます。

Shadowverse Opening Full『Kirifuda』by PENGUIN RESEARCH
OPが凄く好きな私です。
キャラデザも好きですし、アニメもそれなりに丁寧に創り込まれてると思います。
しかし、どうしても遊戯王と比べてしまい、インパクトに欠ける点やシャドバをカードゲーム未経験者に勧めて良いモノだろうか？という疑問があり、低評価せざるを得ません。
個人的には楽しめたけど、人には全くオススメ出来ないといった処です。
カードゲームをモチーフにアニメを作るならカブトボーグくらい頭のおかしい作品にしないと人気が出るかどうか以前に注目されないと思います。
それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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