アニメ批評その813 ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
echoさんによるガンダム記事の第四弾となります。
評価:★★★(地味だけど丁寧なストーリー)
概要
ガンダムビルドダイバーズRe:RISEは、サンライズ制作のアニメ。
ガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」ほかにて1st Seasonが2019年10月、2nd Seasonが2020年4月からそれぞれ配信された。
略称は『リライズ』。
ガンプラによる対戦競技「ガンプラバトル」を主軸にした「ガンダムビルドシリーズ」のひとつで『ガンダムビルドダイバーズ』の2年後を描いた続編
あらすじ
伝説のフォース、ビルドダイバーズがELダイバーを救った第二次有志連合戦から2年。
その舞台となったガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)は感覚をフィードバックしてより臨場感のあるプレイが楽しめるようにバージョンアップしていた。
しかし、さらに盛り上がりを見せるGBNとは関係なく、様々な想いでプレイするダイバー達もいる。
傭兵プレイを続けながらディメンションをひとりさまようダイバー、ヒロト。
憧れの存在を目指し、様々なパーティーを渡り歩く孤高のお調子者ダイバー、カザミ。
ガンプラバトルに明け暮れ、謎めいた雰囲気を漂わせるソロダイバー、メイ。
協力プレイに興味を持ちながら、引っ込み思案でいまだそのきっかけを掴めずにいるひとりぼっちの初心者ダイバー、パルヴィーズ。
それぞれが孤独な彼らは、ある出来事がきっかけでもうひとつの「ビルドダイバーズ」を結成してしまうことになる。
ヒロト達を待ち受けていたのは、GBNを超える果てしない超体験だった。
ヒロト
海沿いの街に暮らす17歳の高校生。
GBNのダイバー歴は長く、ビルダー、ファイター共にその腕前は上級者クラス。
しかし最近では傭兵プレイを行いながら、GBN中のディメンションの中でかつて失った誰かを探し続けている。
カザミ
動画共有サービスG-Tubeの有名配信ダイバー。
キャプテン・ジオンに憧れ、様々なパーティーを渡り歩きながらヒーローを目指すお調子者ダイバー。
しかし連携が苦手で、戦績も決してほめられたものではないが、持ち前の気楽さでGBNを楽しんでいる。
メイ
ソロプレイを信条とする女性ダイバー。
ガンプラバトルにしか興味がなく、日々GBNでバトルを行っている。
最善の戦略をすぐに割り出し、冷静に相手を追い詰めていくバトルスタイルで、ダイバー達から恐れられている。
パルヴィーズ
尊敬する兄のすすめでGBNを始めたばかりの初心者。
オンラインゲームの醍醐味であるパーティープレイやフォース結成などに強い憧れを抱くが、引っ込み思案で小心者な性格のためにいまだ未経験。
フレディ
ヒロト達を新たなステージへみちびく水先案内人。
とても好奇心旺盛で、とても早とちりな性格。
ガンダムビルドダイバーズの2年後をメンバーを一新して描いたアニメです。
前作同様にフルダイブ型MMOのゲーム内で話は進んでいくのですが、主人公たちは気が付くとゲーム内の世界から出られなくなっているという昨今流行りのなろう系の様な展開になります。
まんまSAOの様なストーリー展開ですが夕方アニメなので、助けるのは女の子ではなくNPCの山の民ですw
今回の主人公たちは全員何かしら問題を抱えるソロプレーヤーで、偶然居合わせてフォースを組むことになります。
そこで、伝説的プレーヤーとなった前作主人公たちのフォース『ビルドダイバーズ』を思わず名乗ってしまいます。
4人それぞれが自分の課題に向かいつつ成長して行く様を描きながら、世界の謎についても解き明かしていくストーリーです。
ストーリー展開が丁寧でキャラクターそれぞれの掘り下げもあって、シリーズの中でも評価は高い作品なのですが、ちょっと地味で暗い展開が多いので好みは別れるような気がします。
終盤には前作のキャラクターたちも出てくるので、前作ファンも安心して楽しめます。
前作ビルドダイバーズを見てハマった人には必ず見て欲しい作品です。
では、良きアニメライフを!