アニメ批評その928 映画 ゆるキャン△
評価:★★★(キャンプ場、作るズラ!)
本編の続編というか、大分先のお話となります。
時系列的には、本編よりも数年後の世界でリンちゃん達が社会人になってます。
なでしこはキャンプ用品店で立派に働いております。
もう大人なのでお酒も吞みます。
一瞬脳がバグりそうになりましたが、成長したキャラ達を見ていたらすぐに慣れました^^;
緩い空気がウリの本作ですが、映画なので何かしらのトラブルや挑戦があるのかな?と思っていたら
「キャンプ場を作ろう」という話に発展します。
みんな仕事は大変だし、住んでいる処もバラバラなのですが、学生時代の時に戻ったかの様に生き生きとキャンプ場の製作に勤しみます。
なでしこが重機まで扱える様になってて驚きましたw
本作はテレビ版ほどの緩さは無いのですが、優しい空気感は健在です。
そして劇場版という事で、ちゃんとトラブルにも直面します。
アニメの劇場版は内容がスカスカだったり、逆に詰め込み過ぎたりで失敗するケースがありますが、本作はしっかりとしたストーリーで従来の良さを殺さずに、キャラ達の成長も描かれていて素晴らしい出来栄えです。
◆飯テロ
料理スキルSのなでしこが凝った料理を作るのですが、カップ麺や焼き芋等、料理とは呼べないモノであってもクッソ美味そうに見えるのが本作の特徴です。
やはり自然に囲まれた野外での食事は格別なのでしょう。
◆インドア派にこそ
本作をアウトドア派の方向けの作品だとお思いの方も少なくは無さそうですが、それは逆です。
アウトドア派の方は本作を観なくてもキャンプやハイキングをしますので、インドア派の方にこそご覧になって頂きたいのです。
キャンプに興味を持ってくれればヨシ、そうで無くてもキャンプした様な錯覚というか、気持ちが味わえればそれはそれでヨシだと思います。
私はキャンプが苦手なバリバリのインドア派ですが、本作を視聴すると過去に体験したキャンプの苦い思い出が美化されたり、何となくキャンプをした様な気持ちになれます。
飯テロアニメを視聴しながら食事&飲酒をするのが好きなのですが、飯のお供に本作は最適です。
穏やかな気持ちで視聴出来て、飯も美味くなる「映画 ゆるキャン△」オススメです。
犬子の妹が大学生になってた事を考えると、リンちゃん達は20代後半という事になりますが、細かい事は気にせずにご視聴なさって下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ