ブルボンと私@ウマ娘
私がブルボンを大好きな事は周知の事実ですが、今回は何故そこまで好きなのか?について語る記事です。
お徳な攻略情報も何も無い自分語りな記事となりますので、予めご了承下さい。
◆三冠馬を見た事が無かった
シービーやルドルフがクラッシック三冠を達成したのをリアルで見れなかった私は、無敗で皐月賞とダービーを制覇したトウカイテイオーに期待を賭けました。
ですが皆さんもご存じの通り、テイオーは菊花賞には出走出来ませんでした。
ブルボンは無敗でダービーを制覇する訳ですが、それ以前にデビュー2戦目からブルボンには注目していた私です。
◆デビュー年のブルボンの評価
ブルボンの2戦目は500万下の条件戦でしたが、たまたまそのレースを目にした友人からブルボンの事を聞きました。
調べてわかった事は、
・お世辞にも良いとは言えない血統
・デビュー戦で出遅れたのに、上がり3ハロン33.1という脅威的な末脚で勝っている
・条件戦とはゆえ2戦目を圧勝
オグリキャップの世代から競馬を見始めたマイセン少年は三冠馬を見た事が無かったので「この馬なら三冠が獲れるのでは?」と思ってしまいました。
今ならこの程度の情報だけでは過度な期待はしないのですが、当時は競馬の事なんて全然わかっていなかったし、知ってる馬も少なかったので仕方ありません。
3戦目となる朝日杯もブルボンは勝利しましたが、ヤマニンミラクルにハナ差まで迫られるという辛勝でした。
周りの友人は「そんなに強く無さそう」という評価をしていたのですが、私は競馬雑誌で「先頭が獲れなかった為、掛かり気味になってしまった。すんなり先頭が獲れた時のブルボンはあんなモノでは無い」といった記事を目にしたので、引き続き応援する事にしました。
◆スプリングSと皐月賞
この頃、私の周りではダービースタリオン(ファミコン版)が流行っておりまして、血統に興味を持ったばかりのキッズがしたり顔で「ブルボンの血統では1800mも怪しいな」とのたまっておりました。
結果は7馬身差の圧勝で、脳が焼かれました。
続く皐月賞は更に200m距離が伸びた中距離です。
1番人気とはゆえ、距離に対する不安を口にしていた競馬新聞の記者も多かったですし、友人達も「今回は負けるだろう」と言ってたのですが、またまたブルボンは圧勝する訳です。
◆ダービーは流石に
ダービーは1番人気のブルボンを買っても配当に期待出来ない事もあり、またしても友人たちは逆張りをしてました。
この時のダービーは友人宅で観戦する事になったのですが、その友人とお父さんがブルボンの馬券を買っておらず、
「どう考えてもマグニチュード産駒がダービーを勝つとは思えない」
「アイネスフウジンの例はあるけど、基本的に逃げでダービーを勝つのは困難」
「小島貞博(騎手)がやらかしそう」
と、ブルボンが負けそうな理由を淡々と語られました。
「400を切る!ここからはブルボン未知の世界!」
「ブルボン3馬身から4馬身!恐らく勝てるだろう!×2もう大丈夫だぞ!ブルボン2400、3馬身から4馬身5馬身リードで逃げ切った!!」
競馬歴の短いキッズがこんなん見せられたら、ファンになるに決まってます。
ブルボンは三冠を獲れませんでしたし、菊花賞後はターフに戻る事無く引退してしまいました。
しかし何年経ってもブルボンの事は忘れる事が出来ず、
「もし故障しなかったらGⅠを何勝出来たのか?」
「スプリンターズSやマイルCSなんかも勝てたのでは?」
と考える事が多かったです。
それはブルボンが引退して20年以上経っても変わらず、好きな馬を聞かれた際には必ず「ミホノブルボンです」と答えていた私がおりました。
長く競馬を見ていると好きな馬がたくさん出来ますし、ブルボンよりも強そうな馬は当然います。
実績だったらシンボリルドルフ、ドラマ性だったらオグリキャップ、逃げで最強なのはサイレンススズカ、最強馬はディープインパクトだと思ってる私も「好きな馬」と聞かれるとブルボンが一番なのはずっと変わりません。
時が経ち、まさか名馬たちが擬人化するとは思ってもみませんでしたが、ブルボンのキャラデザには驚かされました。
ブルボンが擬人化したら巨人の星の星飛雄馬の様な努力型で「ウマ娘養成ギブス」とか付けさせられて坂路で特訓する泥臭いキャラになると思ってましたが、まさか近未来的な勝負服だとはw
しかも機械音痴という設定まであって、再び脳が焼かれてしまいました。
クールな性格も好きだけど、アニメで見せた熱い一面も素敵で、優しい性格やウマドルとして活動する姿も最高で好きになる要素しかありません。
私の中の好きなウマ娘ちゃんランキングの2位以下は日々目まぐるしく変化しているのですが、首位のブルボンは不動です。
誰得な記事内容となってしまいましたが、当時絶対的な人気と強さを誇っていたイメージが強いブルボンも、割と「次は負けるだろう」と言われていた事を知って頂けましたら幸いです。