アニメ批評その930 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます
評価:★★★(息を吐く様に嘘を吐く女)
概要
FUNAによるライトノベル。
2015年11月より「小説家になろう」に投稿され、2017年6月にKラノベブックス(講談社)より書籍化された。
イラストは5巻までは東西、6巻以降はモトエ恵介が担当している。
「小説家になろう」での閲覧数は1億1800万を超え、電子を含むシリーズ累計発行部数は2022年7月時点で120万部を突破している。
メディアミックスとして、書籍化と同じく2017年6月より、ウェブコミック配信サイト『水曜日のシリウス』でモトエ恵介によるコミカライズが連載中。
2023年1月から3月までテレビアニメが放送された。
あらすじ
両親と兄を突然交通事故で失い、その後のごたごたで大学受験に失敗した山野光波(ミツハ)は崖から転落した際、謎の生命体のかけらを引きちぎったことにより、中世ヨーロッパ風の異世界と元の世界を自由に行き来する能力を得た。
もし転移する能力が突然消えても老後まで安泰なように日本円で20億円相当、異世界金貨で8万枚を貯めることを目標とする。
異世界で最初に出会い、ともに苦楽を乗り越えた山村の少女コレットに別れを告げ村を出る。
いったん元の世界に戻ったミツハは護身用の武器を買い、傭兵団で武器の扱い方を習得する。
街では領主であるボーゼス伯爵に面会し、演技と日本で仕入れたお土産で伯爵一家の同情を得て援助を受けることになる。
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます - Wikipediaより抜粋
崖から転落した際に異世界と元の世界を自由に行き来する力を手にいれたミツハちゃんです。
ミツハちゃん役が長江里加さんで、他にも好きな声優さんがご出演されるとの事で期待していたのですが・・・
正直序盤は不安しかありませんでした。
元の世界で商品を仕入れて、
文明レベルの劣る異世界で売って大儲けしようとするストーリーはすぐに理解出来たのですが、2話目まで見た時点では「ここから面白くなるのだろうか?」という不安しかありませんでした。
しかし傭兵から武器の調達をし訓練を受け、
異世界では油断する事無く現地の冒険者を雇い、
未知の道具や料理で現地人を驚かしてる処を観ている内に「アレっ?面白いぞ?」と心変わりしている自分に気付きました。
珍しい商品を売って金儲けをしたり、強大な敵を打ち破って信用を得たりとありがちな展開はあるのですが、貴族令嬢のお披露目会を成功させるエピソードは他作品には無い良さを感じました。
そして時折出て来る回想シーンでのお兄ちゃんも良かったです。
近代兵器での無双もですが、元の世界の100均で購入した安物が異世界ではレアアイテム扱いだったりと、分かりやすい部分が逆に良かったのではないかと思います。
一番面白い部分はやはりミツハのハッタリとホラであり、異世界人の信用を得るためとはゆえ「こんなに嘘がスラスラ出て来るのはヤバい」「息を吐く様に嘘を吐く女」と揶揄されたのは仕方無いと思いますw
宜しく無い点もありまして、オマージュネタが人によってはマイナスに感じるかもしれませんし、最後の方の演説が臭過ぎるという感想も多く目にしました。
そういった事を含めても、ミツハは可愛いと思いましたし、斬新な要素といったら異世界と元の世界を自由に行き来出来る能力がチート過ぎるとは思いましたが、それはそれで無双しやすくなって面白さが加速した部分と割り切れました。
超面白いアニメ、とは申しませんが、安定した品質である事は間違い無さそうです。
序盤の低評価を覆し、それなりのアニメという評価も得ておりますし、異世界転生モノがお嫌いで無ければ視聴しても損は無いと思います。
それでは、良きアニメライフライフをノシ