アニメ批評その935 アルスの巨獣
私は知っている。
このアニメの最終話が酷かった事を・・・
そんな酷いアニメをechoさんがレビューして下さいました。
評価:★(『なんか面白くなりそう!』のまま打ち切りエンド)
概要
DMM.comおよび旭プロダクション企画によるオリジナルアニメ。
2023年1月から毎日放送・TBS系列『スーパーアニメイズム』枠ほかにて放送された。
あらすじ
大いなる獣は大地を作り、作った大地をヒトが盗んだ。
獣は怒り、ヒトを喰らい、ヒトは獣と戦うために、カミを呼んだ。
それは剣の時代。英雄の時代。神話の時代。甚大な被害をもたらす「巨獣」が蔓延する世界で「巨獣」を狩り、解体した中身を利用し、人々は繁栄していった。
巨獣狩りで日銭を稼ぐ「死に損ないのジイロ」は、何者かに追われる「二十二番目のクウミ」と出会い、彼女を救うべく過去の憂いを捨て動き出す。
人類帝国の思惑と、謎の実験。襲いかかる巨獣たち。約束の時へ向け、ジイロたちは世界の秘密に迫っていく――
旭プロダクションによるオリジナルテレビアニメです。
旭プロダクションと言えば、「ピーチボーイリバーサイド」「ドールズフロントライン」など最近はやらかしが多いイメージですが…。
まぁ、今作もひどい出来でしたw
世界観は謎の巨大生物「巨獣」に脅かされているファンタジー世界が舞台で、巨獣のデザインや設定がどことなくジブリ映画っぽさを感じます。
その世界で、謎の施設から逃げ出してきた「カンナギ」の少女クウミと、相棒のカンナギを失い放浪の旅を続けている「サキモリ」のジイロが出会い旅をするというのが主軸のストーリーになります。
サキモリとカンナギは契約すると謎の力で合体し、力を得ると巨獣を1人で倒せるほどパワーアップします。なぜ合体できるのかは分かりません。
途中からクウミの逃げ出した謎の施設だとか、出生の秘密なども絡んできて、段々SFっぽい設定が明かされていくのですが、結局どのような存在なのかは私には分かりませんでした。
ここまで、読んで「謎」とか「分からない」とかって言葉が多すぎると思われるかもしれませんが、率直な反応です。
私の理解力では分からない事が多すぎましたw
なんとなく面白そうな設定、何となく先が気になる、何か分からないけど面白くなりそうという思いで最後まで見たのですが、最終回でさらに設定や伏線をぶち込んできて何も分からないまま画面に「完」の文字が・・・
全て投げ捨てて完結しましたw
「あれ?これオリジナルアニメで原作とかないよな?」と困惑しましたが、2期などのお知らせも無く終了。
制作サイドが完全に投げたようです。
もしかしたら、2クールの予定でストーリーを構成していて、大人の事情で1クールにさせられたのかも?などと邪推する事も出来ますがそれにしてもまとめる気が無さ過ぎます。
キャラクターはデザインは良いし、作画も凄く良い訳では無いけど大崩れはしてません。
最終回までなんか面白くなりそうという雰囲気はあっただけにもったいない作品でした。
さすがにおすすめは出来ないので、これは見ずに豊作の春アニメを楽しんで頂ければと思います。
では、良きアニメライフを!