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アニメ批評その1024 メガネブ!

評価:★(鯖江市に謝れ)

概要

2013年10月から12月まで放送された日本のテレビアニメ。

福井県鯖江市を舞台にしたオリジナルアニメであり、製作には同市も参加している。

タイトル通り、鯖江市特産のメガネがポイントとなっている。

アニメ制作決定以前は2011年からドラマCDで小規模に活動し、制作決定後は担当声優を大幅に変更している。

監督の山本蒼美は自主制作アニメーション出身のクリエイターで、23歳でのテレビアニメーション監督就任となる。

あらすじ

ヒマラヤ第三工業高校には「メガネ部」という部が存在する。

部員全員が眼鏡を掛け、そこでは女性の裸を透視するために「非生命体透視メガネ(通称スケスケメガネ)」の開発が行われている。

本作では不慮の爆発により部室もなくなってしまったそんな部員たちの日常が描かれる。

メガネブ! - Wikipediaより抜粋

主要な登場人物達が全員眼鏡を掛けている上に、女性の裸を透視するための眼鏡を開発しているとかギャグアニメだと思うじゃ無いですか?
それが福井県鯖江市の町おこしアニメと聞いて困惑した私です。

いやいやいや、どう考えてもふざけてるでしょw?

やはりふざけてますよねぇw
何故眼鏡なのか?と思ったら、鯖江市特産が眼鏡だそーです。
眼鏡が特産??
鯖江市は眼鏡のフレームに関するシェアが凄いらしいのですが、町おこしのアニメなのに「スケスケメガネ」は不味いのでは?

しかもBL要素まであるという・・・

過去にトンデモないアニメを町おこしに起用して失敗した例もありますし、不安しかありません。

そんな私の不安はよそに、鯖江市はノリノリで制作に全面協力します。

グッツも色々と展開されまして、失敗が許されない状況になってゆきます。
更に「めがねミュージアム」なる専用のブースを用意したり、聖地巡礼をして下さる方々に対して「おもてなし力を高めよう」との事で、行政が主導で対策会議まで開かれたそうです。

「我々もらき☆すたの様に町おこしを成功させるぞ!」
そんな熱き想いが込められていた本作ではありましたが、余裕で失敗しました。

BL色が強いのは別に悪く無かったと思うのですが、その部分についても中途半端でしたし、男性が楽しめる様にコメディー要素を強くするといった事も無く、誰からも愛されない駄作となってしまいます。
元のアニメが不人気なので、聖地巡礼に訪れる方が多い訳がありません。
円盤の売上枚数は200枚にも届かないぐらい低く、監督が経験の浅い若手だったにしても、何故これが成功すると思ったのかと不思議に思うぐらいの駄作でした。

当然の如く、鯖江市の皆さんは激オコです。
怒りを通り越して、余りに人が来なさ過ぎて泣きまで入ったと聞きましたが、鯖江市に更なる不幸が襲います。

「日本初!自治体に女子校生の課が誕生!その名もJK課!」
これには「メガネブの次は女子校生で金儲けですか?」「鯖江市さんは売春でも斡旋するのですか?」などと言われる始末で炎上してしまいます。
町おこし下手過ぎでしょw
まぁメガネブ!の件が無かったらここまで炎上しなかったかもしれませんし、制作会社のスタジオディーンさんは実力も実績も無い若手を監督に起用した事を反省して欲しい処ではあります。

作品の方向性が「ギャグ&エロ」だったのうりん的な感じでも失敗はしていたとは思いますが、ここまで酷い事にはならなかったと思います。
BL色をもっと強くした上でコメディー要素も増やせばあるいは・・・
エロスを感じる作品は町おこしには向いて無いという事がよく分かりましたので、自治体の皆さんはこんな詐欺みたいなクソアニメに引っ掛からない様にお気をつけ下さいませ。
それでは、良きアニメライフをノシ

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