アニメ批評その1090 私の推しは悪役令嬢。
評価:★★(意外とガチ寄りの百合でした)
概要
いのり。による日本の百合ライトノベル。
いわゆる異世界転生かつ悪役令嬢もので、遊んでいた乙女ゲームの主人公に転生した元OLが、そのゲームの推しキャラである悪役令嬢を射止めるために奮闘する、という内容。
小説家になろうなどの小説投稿サイトにて、2018年1月から2021年2月まで連載された。
2019年2月に一度完結したものの、連載は2020年1月に再開し、2021年2月に再び完結を迎えた。
あらすじ
中小企業に務めるOL大橋零はブラックな残業を終えいつも通り唯一の癒しであるゲームをしていたはずだった。
しかし突如として視界が歪み、目が覚めると、そこは彼女が転生前に愛好していた乙女ゲーム「Revolution」の世界と同一のものだった。「Revolution」の主人公の名前レイ=テイラーで呼ばれることで、自分が乙女ゲームの主人公に転生したと自覚する。
ゲーム内の悪役令嬢クレア=フランソワを愛し守り抜くため、レイは知力と魔力とゲームの知識を駆使して、奮闘していく。
言葉で説明しなくても↑の3コマでどんなアニメか分かると思います。
少し前までは珍しいと思われていた悪役令嬢モノも最近では飽和状態になってきた感がありますが、どんな作品か分かりやすいのは悪い事ではありません。
ヒロインは分かりやすい悪役令嬢で、主人公に意地悪はするけど悪い子ではありません。
主人公はドM・・・
という訳では無いのですが、お嬢様の事が大好きなので、どんなイジメもご褒美として捉える事が出来ます。
序盤はコメディー色の強い日常百合アニメなのかと思いきや、割と重たい話もぶっこんできますし、そもそも主人公が明るい子に見せかけて結構重たいです。
軽いノリの百合アニメだと思って視聴したら、かなりドロドロな感じで驚かされましたw
ストーリーは結構ちゃんとしてて、山あり谷ありでジャンル的にも日常系といった感じでは無く、異世界転生百合ファンタジーといった感じです(?)
自分でも何を言ってるのかよく分からなくなってきましたが、コイツのせいでコメディー色が無くなってどろんどろんの百合百合しいアニメになってしまいました。
正直好みですw
◆残念な処
割と戦闘シーンがあるのですが、これが酷いの一言です。
作画面においても表現方法においても「期待されていない低予算のアニメ」臭が隠せないほどの酷さでした。
戦闘シーンの作画が良くなったからといって人気作に慣れたとは思えませんが、我慢出来るレベルの一戦を超えてしまってるので、これはアカンと思います。
通常パートの作画も結構ギリギリな気もしましたが、もう少しまともだったら★3くらいの評価をしていたかもしれません。
アニメ化した悪役令嬢モノの多くはトラブルがあっても全て丸く収まるケースが多いのですが、本作ではそうはなりません。
そこがプラス評価出来る点だったり、ラストの終わり方が良かったりで個人的には良い印象はありました。
しかし先に書いた通り、作画が余りにも宜しく無かったので★2という評価となりました。
低評価をしていてなんですが、続編があれば観てみたい気はします。
それでは、良きアニメライフをノシ