アニメ批評その1087 アンダーニンジャ
評価:★★★(観てると頭がおかしくなりそうになるw)
概要
花沢健吾による日本の漫画。
『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2018年34号より連載中。
テレビアニメは2023年10月6日 - 12月22日に放送された。
あらすじ
太平洋戦争後、GHQによって解体された忍者組織は、紛争やテロの時代になり消滅したかに見えたが、再び多くの忍者が日本国内の官民、あらゆる組織に潜伏し、暗躍していた。
その数は約20万人といわれ、忍者は現在も日本に存在している。
しかし末端の忍者によっては職にあぶれ、ニート同然の生活を送っている者もいた。
その中の一人、雲隠九郎はある日、上からの指示で、最新鋭の装備と共にある高校への潜入の依頼を受ける。
忍者アニメといえば、戦国時代〜江戸時代とかで、架空の世界でも現代よりも文明が遅れた世界観と相場が決まってます。
本作は現代に生きる忍者たちの物語となります。
主人公は自称17歳の雲隠 九郎くんです。
見た目が未成年には見えず、お酒も吞みます。
また息をする様に嘘をつくのも特徴的です。
本作の内容としましては、対立する忍者組織同士の抗争を描いた物語です。
バトルモノといえばそうなのかもしれませんが、バトルパート以外のシーンが見どころとなっております。
ヤル気が全然感じられない主人公ですが異色な存在感を放っており、
それ以外のキャラも個性が強い人ばかりです。
笑えるシーンが非常に多いのですが、主人公のボケと嘘が酷すぎてツッコミが追い付きません。
一応忍者という事で忍術的なモノは使うのですが、近代兵器を使います。
銃などの武器は勿論の事、
ステルス迷彩のスーツを着用して「隠れ蓑術」みたいな事も出来ます。
ネタバレのし過ぎはアレなのでこれ以上はバラしませんが「それを忍術といってしまうのはどうなのw?」と思ってしまう描写が多く、つい笑ってしまうモノもあれば驚くべき凄いのもあります。
◆本作の難しい処
非常に面白いアニメなのですが、本作最大の欠点は時系列の分かり難い処です。
時間が巻き戻って回想シーンに入る事が物凄く多く、ぼぉ〜っと観てるとよく分からなくなります。
私は原作勢なので大丈夫ですが、主人公がツッコミが追い付かないほどボケたり酷い行動をしたりする中、度々巻き戻って回想シーンに入りますので脳の処理が追い付かなくなる方も少なくは無さそうです。
更に予想を超える展開に発展する事が多く、余計視聴者の脳をバグらせにきます。
分かり難いアニメは敬遠する方が多いのは重々承知しておりますが、先の展開が全く読めないという部分においてはかなりのモノだと思います。
戦闘シーンも日常?パートも非常に面白く、他のアニメでは味わえない感覚に陥るはずです。
私の好みが合う方には超絶にオススメさせて頂きますが、時系列や設定がやや難解なアニメなので、頭空っぽにしてアニメを楽しみたいという方にはオススメ出来ません。
↑ちなみにコイツの名前は日比 奇跡(ひび みらくる)で、落雷を受けて耐電体質となり、韻の踏み方が微妙なラップを発する癖があり、右目にカメラが仕込まれた義眼をしております。
情報量が多過ぎて「ぇえw?」っと思ったかもですが、登場人物の大半が変人なのでご視聴される方は覚悟して下さいw
それでは、良きアニメライフをノシ