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アニメ批評その1008 ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜

評価:★★★(明るいゾンビアニメ)

概要

麻生羽呂(原作)、高田康太郎(作画)による日本の漫画作品。

『月刊サンデーGX』(小学館)にて、2018年11月号から連載中。

2023年9月時点で電子書籍を含む累計部数は125万部を突破している。

メディアミックスとして2023年にテレビアニメが放送され、同年に実写映画版がNetflixにて配信された。

あらすじ

ブラック企業に勤めるアキラは連日のパワハラやサービス残業により人間らしい生活をすることが叶わず、自殺願望を持つほど疲れ切っていた。

そんな日々のとある朝、起床すると街はゾンビで溢れかえっていた。

アキラはその様子を見ながら「今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?」と歓喜する。

こうして会社から解放されて自由の身となったアキラは「ゾンビになるまでにしたい100のこと」というリストを作成すると、その内容を達成すべく親友のケンチョに会いに行って朝まで飲み明かしたり、親孝行のために実家に帰省したりするなど自分のやりたいことを次々と実現させていく。

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 - Wikipediaより抜粋

ブラック企業に就職した事により、闇落ちしていた主人公でしたが、

パンデミックが起き、町中ゾンビだらけとなり「もう会社行かなくてもいいじゃん!」と歓喜する処から話が始まります。

大量のゾンビに追いかけられても喜びに満ち溢れている主人公のテンションが笑えます。

本作は逞しく生きてゆく主人公が「ゾンビになるまでにしたい100のこと」というリストを作成し、自分の夢を叶えていく物語です。

親友と再開し、

次々にヤリたい事を達成してゆきます。

パンデミック中なのに合コンまでする始末です。
主人公達のテンションの高さに騙されそうになりますが、

街は人を襲うゾンビで溢れかえってます。

登場人物の多くがゾンビに喰われますので、単純にコメディー作品というカテゴリに入れて良いモノか判断しかねます。

何度も危険な目にあう主人公ですが、テンションがおかしいというよりかは、少し頭がおかしくなっている印象を受けました。
こういった非常時はネガティブな思考に陥りがちですが、こういったメンタルというか切り替えが出来る人の方が生存率が高いのかもしれません。

メインとなる四名が全員個性豊かで魅力的なのも、本作が面白いと思う一因です。

フェミニストな全裸マン

甲冑を着たまま大量のゾンビを薙ぎ倒すドイツ人

そして私の最推しであるシズカさん(cv. 楠木ともり)

ゾンビモノとは思えない明るさが本作のウリであり、ただのコメディー作では無くちゃんと残酷な描写も取り入れられている名作です。
本当に素晴らしいアニメなのですが、製作が全く間に合っておらず、本来であれば2023年の9月中に完結する予定が年末まで掛かってしまいました。

OPENING #2 | Song of the Dead by KANA-BOON | Zom 100: Bucket List of the Dead | VIZ
↑コチラのOPは8話目からのモノで、7話までは手抜きのモノが採用されてました。
このOPは2023年度に放送されたアニメの中では首位争いが出来そうなほどの出来なのですが、最初からこれが放送出来ていたらもっと話題になったかもしれないだけに非常に残念です。
アニメ本編が遅れてしまうのはある程度は仕方ないとしても、OPが間に合わないのはヤバいですね。
制作会社はBUG FILMSで、ツインエンジンの子会社として立ち上げられたばかりです。
製作協力以外では本作が初めての作品となりますので、今後はしっかりとしたスケジューリングで頑張って欲しいと期待しております。

評価を★3にしたのはグロが苦手な方を配慮し、万人ウケはしないという判断です。
個人的にはかなり評価が高いので、グロ耐性のある方は是非ご覧になって下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ

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