アニメ批評その1002 最果てのパラディン 鉄錆の山の王
評価:★★(良作だとは思うけど、今の時代ではウケないよねぇ)
↑コチラの続編となります。
1期があまり人気が無かった事と、原作の雲行きが怪しい事を鑑みますと2期はかなり残念な出来になる…と思ったのですが、割とちゃんとした出来でした。
しかし1期からの問題点は改善されず、女性キャラ登場するも完全にモブの扱いです。
やはりファンタジーモノであれば人気が出そうな女性キャラの存在は必要不可欠なので、主人公パーティーの中に一人でも女性がいればなぁと思う次第です。
戦闘シーンの地味さも健在で、作画が悪いという訳では無いのですが、派手さが全く無くて胸がトキメキませんでした。
個人的に良かったと思えた点は、ドワーフの王族であるルゥについてです。
登場時は気弱な男でしたが、短期間で成長し王族を名乗るに相応しい男になります。
謙虚で礼節を弁えた勇敢な人物で、私の中では非常に好感度が高かったです。
ですが、やはり人気が出そうなキャラかといえばそうでは無く、作品全体にも言える事ですが非常に地味な感じです。
主人公と相方は共にイケメンではありますが、
他の仲間がムサい男ばかりなので、女性ウケする様な作品でもありません。
本作は良質な王道ファンタジーだとは思うのですが、過去記事に何度も記載した通り、この手もアニメはもう流行りません。
今の流行りはかげじつの様に、
・主人公が超強い
・笑えるシーンがふんだんにある
・可愛い女の子がいっぱい♡
というアニメで無いと人気の獲得が困難です。
それと原作者の体調が思わしく無い様で、連載が止まっている点もマイナス要素です。
ここまで視聴して続編が無いというのは、ちょっと腹が立ちます。
決して悪いアニメでは無いのですが、優先的に観るほどではありませんので、1期を視聴して続きが気になった方がいたらまぁ、くらいな感じです。
それでは、良きアニメライフをノシ