「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」のFUNA先生の作品ですが、失敗した一番の要因はキャラデザと作画だと思っている私です。
FUNA先生の作品については賛否が分かれるのは事実ですが、トンデモ無い量の作品を書籍化しておりますので、名作は書けないけど実力のある方だと思ってます(偉そうにすんません)
本作は私も視聴する予定でしたが、評判がかなりアレだったのでechoさんにお任せしました＾＾；
レビュアーはechoさんです。

評価：★(クズ主人公が好きなら…)

概要

小説家になろう発のライトノベルを原作としたアニメ。

作者はFUNA。

FUNA作品のアニメ化は「私、能力は平均値でって言ったよね!」「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」に続き３作目。

2023年10月からテレビ朝日系列『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送された。

あらすじ

ある日突然、“世界の管理者”のミスによって死亡してしまった22歳のOL・長瀬香は、若返った肉体と“超チート級”のポーション作成能力を条件に異世界“ヴェルニー”への転生を承諾。

転生したカオルは、知恵と“チート能力”を武器に異世界でたくましく生きていく。

本作はなろう発のアニメ作品で「私、能力は平均値でって言ったよね!」「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」のFUNA先生の作品となります。
基本的には「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」とほぼ同じです。

主人公のカオルが想像した「ポーション」と「ポーションの器」を作り出せる能力を使って異世界でやりたい放題するお話です。

1話ではカオルが神様の手違いで死亡し異世界転生をするのですが、神様の弱みに付け込んでチート能力をよこせと交渉して、想像した「ポーション」と「ポーションの器」を作り出す能力、誰とでも会話できる能力、何でも入るアイテムボックスを手に入れます。
神様相手に結構厚かましいです。

その後、精神世界で家族と最後の挨拶を交わし、異世界へ送りだされます。
なんだか分かってない家族に笑顔で送り出されるのはシュールで面白いのですが、ひょっとしてカオルさん家族に嫌われてませんかね？

主人公のカオルは基本的に権力者を信用してません。

貴族に呼び出されるとメイドを眠らせて衣服をはぎ取り、メイドに変装して逃げ出します。メイドさんの迷惑なんて考えていません。

戦争になればのりのりで作戦をたて敵を蹂躙します。
チート能力を使えば戦争を回避出来るのでは？などと考えるの野暮と言うものです。

子供には甘く孤児などを拾い集めては家族にするのですが、貴族だとかの権力者には厳しく、欺いたり、恥をかかせたりして、最終的に目立ち過ぎて面倒くさくなると他の場所に移動するという生活をしています。

その割には強力な後ろ盾を手に入れて、安全で目立たず安定した生活を送りたいなどと言っていて、矛盾しているのですが気にしてはいけません。
基本的には思いついた面白そうな事は、やりたいようにやるという主人公なので気にしたら負けです。

割と強引な展開が多く、話を詰め込んでいるのでストーリーは突っ込みどころが多いです。
ポーション能力も、拡大解釈でなんでも出来てしまうところが合って「ポーションの器を作り出す能力」を曲解して何でも切れる剣を作りだしたり「ポーション」としてニトログリセリンを作り出して爆破したりと何でもありです。

主人公も性格が悪く、独自の正義感で行動しているので、かなり好き嫌いが分かれそうですし、キャラデザもデフォルメされたキャラデザをしているので好みは分かれると思います。
作画もお世辞にも良いと言えませんし、かなり人を選ぶ作品です。

とりあえず「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」を見て、面白いと思った方は試しに見てみるのも良いかもしれません。
では、良きアニメライフを！

にほんブログ村