アニメ批評その1017 極主夫道
評価:★★★(切れ味抜群)
概要
おおのこうすけによる日本の漫画。
元・ヤクザの主夫業の日常を描いたアットホーム任侠コメディ。
2018年2月23日からウェブコミックサイト『くらげバンチ』に短期連載されたのち、同年5月18日から本連載を開始。
2021年8月時点で単行本の累計発行部数は400万部を突破している。
2020年10月11日から、玉木宏の主演でテレビドラマ化された。
2021年11月に映画化が発表され、2022年に公開。
2021年春にはアニメ化され、Netflix独占で全世界配信された。
極主夫道 - Wikipediaより抜粋
もうこの一コマだけでどんな作品か分かりそうなモノですが、思った通りのアニメです。
主人公は「不死身の龍」と呼ばれた有名な極道でしたが、
家事が苦手なキャリアウーマンである美久さんと結婚し、主婦になります。
「元極道が不慣れな家事に苦労する話なのかな?」と思ってたのですが、
家事スキル全般がスキル高過ぎで笑いました。
人相の悪さから度々職質を受けますが、
着実に主婦仲間を増やしてゆきます。
オバさん達のツッコみも面白いのですが、脇役が全員面白いのがズルいです。
どこをどう見ても気質では無い方々や、現役の極道が多数登場するのですが、
皆さん可愛くて面白いです。
抗争に発展する事もあるのですが、戦いの内容が料理(というかスイーツ)対決だったりと、平和的な方法で争うので和みます。
◆残念な点
ネトフリ限定配信であるという点と、ネトフリアニメあるあるなのですが、非常に動きが少ないです。
隠し様の無い省エネ設定ではあるのですが、切れ味抜群のギャグで笑わせてくれて飽きる事が全くありませんでした。
オチが何となく想像出来てその通りだった時でも面白いと感じたので、本作は多くの方に刺さりそうな気がします。
◆他の加点要素
非常に面白いアニメではあるのですが、主人公の演技が本作を高めているのは間違い無いと思います。
主人公役は我らが津田健次郎さんが演じておりますので、何となくどんな声か想像出来ると思います。
あとは主人公宅で飼っている猫ちゃんがとても可愛いくて、登場シーンも多く猫好きの方にもオススメです。
他にも犬やハムスターも登場しますので、動物好きの方の需要はちゃんと満たしてくれると思います。
主人公の舎弟もダメ男な上に語彙力が無さ過ぎるのが面白いです。
視聴前は「出オチ感が強くてすぐに飽きちゃうかもしれない」という不安がありましたが、一気に全話視聴してしまうほどでした。
カタギもなっても言葉遣いが極道のそれな点も含めて、ヤクザモノが好きな方、コメディーが好きな方、動物が好きな方と様々な需要が満たせそうな名作です。
実写化の方も人気があるみたいなので、まずはアニメの方から如何でしょうか?
それでは、良きアニメライフをノシ
にほんブログ村