アニメ批評その1024 勇気爆発バーンブレイバーン
評価:★★★(ロボがキモい)
概要
本作はCygamesが企画・原作、大張正己が監督、CygamesPicturesが制作するオリジナルロボットアニメである。
CygamesPicturesとしては初の完全オリジナル作品でもある。
全体的な世界観としては人型歩行兵器が実用化された近未来(いわゆるリアルロボット)の世界に、宇宙から飛来した侵略者とそれを阻止するスーパーロボット(機械生命体)が混在するものとなっている。
また、主役メカであるブレイバーンは人格を持ち地球の言語で会話できるなど『勇者シリーズ』や『トランスフォーマー』、『マシンロボ』などに代表される“巨大ロボット生命体”のオマージュでありながら、ロボットと主人公の交流関係を押しかけ型のボーイズラブの形で誇張している。
他にも過去の人気ロボットアニメや特撮ヒーロードラマ、さらにロボットを主題とするコンピュータゲームを想起させる要素を内在させるなど、一種のオマージュやパロディフィルム的な作風ともなっている。
あらすじ
人型兵器・ティタノストライド(TS)が実用化された時代、ハワイ・オアフ島での合同軍事演習(アド・リムパック)中に地球外から正体不明の武装勢力・デスドライヴズが襲来した。
デスドライヴズは強力なバリアを持ち地球の兵器がまるで通用せず、アド・リムパック参加中の部隊も壊滅寸前に追い込まれた。
演習に参加していた陸上自衛隊のTSパイロット、イサミ・アオは、せめて一人でも多くの仲間を助けようと奮闘するが、力及ばず危機に瀕する。
その時、彼のもとに人語を話す巨大ロボットが現れ、イサミに搭乗を要求する。
ブレイバーンと名乗るそのロボットはイサミが搭乗することで無敵の力を発揮し、デスドライヴズの尖兵を排除することができたが、彼は初対面のイサミのことを知っていたほか、彼に粘着質な愛情を向ける。
そんなブレイバーンへの恐怖心と、ブレイバーンに乗って仲間を救える力があるのは自分だけだという現実の板挟みになるイサミだったが、アメリカ軍のTSパイロットであるルイス・スミスの説得や衝突、自分が助けた人々からの感謝を示されたことを経て、ブレイバーンを信じ、仲間たちとともに戦っていく決意を固める。
CygamesPictures初の完全オリジナルアニメという事で、ワクワクしながら視聴に臨んだ私でしたが、
スーパーロボット系のアニメを想像していたのですが、リアルロボット系ばかり出てきます。
敵はこんな感じなのですが「思ってたのと違うなー?」と観ていたら、
主人公機がめっちゃスーパーロボットでした。
しかも、めっちゃしゃべります。
表情が豊かなのもキモい特徴的です。
変形や合体もしますし、
勿論必殺技もあります。
ここまで読んで「勇者シリーズみたいなアニメかぁ」と思って視聴すると、火傷をし兼ねないので注意が必要です。
◆本作の特徴
『勇者シリーズ』『トランスフォーマー』『マシンロボ』などのオマージュとか言ってますが、過去に前例が無いくらいロボがホモホモしい情熱的です。
ホントにビックリするくらいキモい特徴的です。
本作の流れは、キモいロボに可哀そうな主人公が無理やり搭乗させられて敵と戦います。
敵も個性的で、面白い奴もいれば変なのもいます。
もう一人の主人公であるルイス・スミスとは、
時にはぶつかる事もありますが、
愛を育み友情を深めます。
そしてブレイバーンです。
意味が分からないと思いますが、大体こんな感じです。
◆イサミ虐
シンジくんも最初はエヴァに乗るのを嫌がってましたが、本作も同様に主人公のイサミがロボに乗るのを嫌がります。
これ以上のネタバレは控えますが、最初の内はずっとイサミが可哀そうで面白いす。
やっと慣れたかと思いきや、そうでも無かったり悩んだり絶望したりと、最後まで可哀想面白かったです。
◆ED
初見の時は「いったい何を見せられてんだ?」と思わずにはいられなかったのですが…
私は深く考えるのをヤメました。ホモホモしぃロボに好かれてるイサミですが、それ以外からも狙われているのでは無いかと勘繰ってしまいます。
◆女性キャラについて
本作には多数の美しい女性キャラが登場するのですが、約一名を除いては全員モブの様な扱いです。
このルルちゃんが可愛くて、本作のメインヒロインという位置づけです。
ルルを演じてるのは会沢紗弥さんです。
会沢さんといえばウマ娘のメジロアルダンのイメージが強かったのですが、この子は快活なお転婆キャラでお嬢様キャラではありません。
ロボにも搭乗して活躍しますので、会沢さんのファンの方やこの子の見た目が気に入った方は火傷するかもしれないけど是非ご視聴なさって下さい。
◆面白いけども
ロボアニメでこんな気持ちにさせられたのは初めてですし、内容的にも面白かったので私の中では評価が高いのですが、万人ウケはしない事は明白です。
ロボアニメ好きは割合的にスーパーロボットよりもリアルロボットの方がお好きな方が多く、ホモに耐性が無い方のご視聴は精神に異常をきたす可能性があり「ロボアニメに笑いは求めて無い」という方も一定数おります。
スーパーロボットに対して嫌悪感や苦手意識の無い方であればお楽しみ頂けそうなので、ホモに寛容な方は挑戦してみて下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ