アニメ批評その41 機巧少女は傷つかない
評価:★(キャラデザが酷い)
あらすじ
魔術によって人形に生命を吹き込み操る、機巧魔術を扱う人形使いが存在する世界。
機巧文明が隆盛を誇りながら世界大戦の影が見え隠れする20世紀初頭、人形使いの頂点――〈魔王〉を決める戦いである〈夜会〉が四年に一度の魔蝕の年に開かれていた。
大英帝国にある機巧都市リヴァプールの『ヴァルプルギス王立学院』で開催される夜会に参加するため、人形使いの少年・赤羽雷真は日本から留学してくる。
しかし、稀代の人形師・花柳齋の真作である自動人形・夜々を引き連れ、ヴァルプルギス王立学院の門を叩いた雷真の本当の目的は、〈魔王〉の称号を手に入れることではなく、不世出の天才にして一族を皆殺しにした赤羽天全に復讐することだった。
タイトルがカッコよさげな本作ですが、何よりもキャラデザが酷すぎます。
コチラが主人公です。
こうして見ると特に違和感を感じないというか、別段おかしくは思いませんが・・・
作中チョイチョイ主人公と女性キャラの顔が被ります。
ハンコ絵を否定する訳ではないのですが、男性と女性キャラの書き分けが上手くないなぁと感じました。
ヒロインの夜々ちゃんです。
初見だと可愛く見えます。
こちらは別のヒロインのシャルロット・ブリューさんです。
そしてこちらが妹のアンリエット・ブリューさんです。
・・・・・・・・・。
見分けがつかなくないですかw?
これ動きのある作中だと、他のキャラも皆同じ様な顔になっちゃってキャラに対しての思い入れとか感情移入とかの阻害となりました。
まぁキャラデザの話は置いといて重要なのは内容です。
設定も面白いと思うしタイトルはカッコいいのですが・・・
内容も全然よくありませんでした。
原作を知らない私からすると話が支離滅裂で全然面白く感じませんでした。
原作ファンの方の評価を聞いたり調べた所、
「全12話とかでは無理。2クールやらんと面白さが伝わらないと思う」
との事でした。
本作は不人気アニメだったので2期の制作は厳しいかもしれません。
機巧少女は傷つかない ED - 回レ!雪月花
唯一褒める所があるとすれば、EDが高評価な所です。
私もとても良いEDだと思います。
作画をもっとよくして全24話でやれば違った結果だったかもしれません。
人気が出るかどうかわからないアニメにそんな潤沢な予算は出せない!という事なのでしょうが、バトルメインのアニメなら作画面には気を使わないといけません。
それでも人気が出るかどうか自信が無いならアニメ化しなきゃいいのに、と思ってしまいます。
あと本作のキャラデザを担当した渡辺敦子さん(アニメーター)ですが、原画家としては優秀だと思うのですが、アニメのキャラデザを担当すると結構酷い仕事となる事が多い気がします。
限られた予算と時間の縛りがあるのだと思いますし、やりたくない仕事でも断れない様な事情があるのかもしれませんが、それにしてもそれを見せられた視聴者からすると「酷い」と言わざるを得ません。
ハンコ絵にしても、もう一工夫しないと今後も厳しいと思います。
強いディスり記事となってしまいましたので、次回はオススメ出来る作品をご紹介したいと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ