個人制作のソシャゲの話

2020/01/14 18:30

つい先日twitterのTL上にこんな内容のツイートがまわってきました。

10万円の広告費を使ってプレイヤー数を65人に増やしました。
個人製作のDCGなので企業のやってる物と違い広告費が全然足りません。
大変恐縮なのですが、皆様のリツイートの力を貸して下さい。
DCGに興味のない方も人助けだと思ってRTだけして頂けると大変有難いです。

大体こんな内容です。
該当ツイート元を見てみましたが、私が見た時点でフォロワーが200人にも達しておりませんでした。

ハッキリと申し上げさせて頂きますと、完全にオワコンです。
実はこのゲームはサービス開始から1年くらい経っている様です。
それでユーザー数が100人もいない対人ゲームとか・・・
ユーザー数が10倍の1000人でも少ない位です(マッチングしない問題)
これはもう一度サービスを終了して、「ヴァージョン２！」とかにするしかないと思います。
勿論ゲーム内容の充実も必要ですが、仕切り直しをする前に最低限やっておいて当たり前の事を済ませてから再開すべきでしょう。

※やっておくべき必要最低限の事とは？
1.まともなHPを作る
2.ちゃんと宣伝する
3.視覚的に面白そうなゲームに仕上げる
以上の3点です。

1.まともなHPを作る
HPにゲームの解説を載せる際に画像が無いのは致命的です。
文字だけでカードゲームのルールを覚えさせようとか頭がおかしいのか？というレベルです。
カードゲームで無くとも実際のプレイ画面なり、わかりやすいイラストなりを使用して説明するべきです。

2.ちゃんと宣伝する
上記のツイートの主はサービス開始から1年経過してから広告費を使用してました。
既にオワコンのゲームに10万どころか1000万使っても結果はさして変わらないと思います。
サービス開始前にtwitterでカードゲーマーを3000人位フォローしておけば、広告費100万円分以上の宣伝にはなったと思います。

3.視覚的に面白そうなゲームに仕上げる
3番に持ってきちゃいましたけど、これが一番重要ですね。
ゲーム内容以前にぱっと見で面白そうなゲームでなければプレイしてくれる人は少ないです。
わかりにくそうな上にカッコよくないプレイ画面を見せられても・・・
日本人のソシャゲユーザーは内容よりもまずは見た目を重視しますので、予算や時間が無いなりの工夫はして欲しいと思います。

偉そうに何言ってるんだこの野郎！
とか思われてる方もいらっしゃりそうですが、ちゃんとそれらを実践されてるゲームもあるのです。

個人制作のDTCGといえばメソロギアが有名です。
このメソロギアの運営さんがやってきた手の一つですが、とあるサービス終了間際のDTCGプレイヤーのtwitterを片っ端からフォローしまくっておりました。
カードゲームは途中から始めるのはハードルが高いので、ユーザーを獲得するなら開幕ダッシュ出来るかどうかがかなり重要です。
サービス開始から1年経過してから焦っても、時すでにお寿司です。

※加えてもう一言
上記のツイート主が見ているかどうかはわかりかねますが、ソーシャルゲームなのに紙のカードを使ってyoutubeでルール説明している意味がわかりません。
プレイ動画に解説を加える手法は取れなかったのでしょうか？
今時プレイ動画に解説やコメントをつけるとかは素人でも出来ますし(私も出来ます)、広告費に10万使うくらいなら業者に依頼して作ってもらった方がマシです。
他のツイートも「絶対に面白いので」と書いてありましたが、その面白さをツイートで伝えて欲しいとも思いました。
メソロギアは、
・高度な読みあい
・豊富なデッキタイプ
・1試合に掛かる時間が短くお手軽に遊べる
・無課金でも大体カードが揃う親切仕様
などなど、色々なウリがあります。
今回取り上げたゲームに限らずですが、個人制作でDTCGを出すのであればこのメソロギアと並ぶくらいにならないと利益を出すのは難しいと思います。

HPとかも宣伝すれば一度は見に来てくれたりするものです。
難しいのは見てもらう事よりも、見てくれた方々を定着させる事です。
twitterでリツイートしてもらっても、公式アカウントのフォロワー数の少なさに加えてあのHPの説明では、課金してまでゲームをやろうとは思う方はごく少数でしょう。
今回取り上げたゲームのタイトルは伏せさせて頂きますが、他にもリリースから1年以上たってtwitterに広告を貼っていた個人制作のDTCGがありました。
広告は過疎状態になる事を防ぐ為の手段であって、過疎になってから出すモノではありません(手遅れです)
そもそも過疎ってしまっている原因の究明と対策を講じなければ、いくら広告費をつぎ込んでも金をドブに捨てるだけです。
企業が出す広告費は少なくとも数百万、場合によっては億にも達します。
中途半端な宣伝はするだけ無駄という事を知って欲しいし、企業と同じやり方ではまず勝てません。

現在個人制作のDTCGではメソロギアが断トツだと思うのですが、今後リリースされる予定のゲームにも期待の持てるタイトルがあります。

アルテイルNEOで名を馳せた日陰さん主催のDTCGです。
とあるゲームを思い出させてくれる仕様で、企業がやりがちな悪しき習慣というかやり方はしないそうです。
昨年末に制作すると言っていた気がするのですが、順調に開発が進んでいる様で今から楽しみです。
情報が入り次第、当ブログでも記事化させて頂きます。

話が長くなりましたが、サムネ用にマミさんを貼っておきますね。

それでは、またﾉｼ

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