アニメ批評その446 クリオネの灯り
評価:★(低予算過ぎる作品)
概要
『クリオネの灯り』(クリオネのあかり)は、ナチュラルレインによる日本のオンライン小説作品。
2012年に書籍化された。
2005年に舞台が上演され、2017年7月より9月まで10分枠の短編テレビアニメが放送された。
いじめをテーマとした作品で、作品の形態は文章とグラフィックによって構成されている。
2004年にナチュラルレインが自身のホームページ上に作品を掲載。
2007年、Yahoo! JAPAN「ネットの名作!泣けるサイト特集」に選出され、サイトのアクセス総数100万件を突破し、話題となる。
メディアミックス展開としては、2005年に舞台が上演。
2012年にイースト・プレスより書籍化、2013年には電子書籍アプリが配信。
2017年に10分枠の短編テレビアニメが放送された。
あらすじ
ずっといじめられっ子のレッテルを貼られていた実の笑顔を見たいと、方と杏子は実に話しかける。
そして、そのことをきっかけに3人は一緒にいるようになる。
しかし実の笑顔は見られないまま、実は遠くの街の病院に入院してしまう。
そしてそれから二ヶ月が過ぎたころ、方と杏子のもとに隣町の夏祭りを知らせる差出人不明で返信不可のメールが届く。
アニメの制作会社はdropと京風とまとの共作なのですが、dropの方は既に会社が潰れています。
監督の石川プロ氏は無名・・・というか個人制作で生計を立てている方でした。
聞いた話では「3分間のアニメを30万で作ります!」みたいな事が公式HPに記載されていたそうです。
京風とまとも安かろう、悪かろうという作品しか作れない会社なので「どんな酷いモノが出来上がるんだろう?」と違う意味でわくわくしてました。
期待通りの作画力です。
これだけ観ても文句無しのクソアニメです。
更に10分という時間の短さなのに、内容が薄いというか台詞が凄く少なく、その為か間の開け方がおかしいとすら感じられます。
声優さんもちょっとちょっとの方ばかりで、演技の酷さにイラ立ちを覚えます。
作画が残念なだけではなく、立ち絵が動かないとか同じ構図のシーンが続くなど酷い所を挙げたらキリがありません。
原作はきっと面白いのだと思うのですが、残念過ぎる作画に無駄な尺伸ばし、声優のクソみたいな演技のせいで話の内容が全く頭に入ってきません。
低予算で作画と声優が残念だとしても、台詞を少なくする必要までは無いと思います。
台詞を少なくするという事は原作の話を削るという事ですしね。
そりゃぁ視聴者に伝わりにくくなるでしょうし、内容も薄くなってしまいます。
予算云々もですが、これは監督が悪いと思いました。
観る価値はありません。
それでは、良きアニメライフをノシ