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アニメ批評その802 Fate/Apocrypha

評価:★★★(聖杯戦争ならぬ聖杯大戦)

概要

『Fate/Apocrypha』(フェイト・アポクリファ)は、TYPE-MOON作のビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』のスピンアウト小説。

著者は東出祐一郎、イラストは近衛乙嗣。

武内崇によると、元々は『Fate/EXTRA』と同時期に、『三国志大戦』のような色々な英雄を複数の作家に描いてもらうところからスタートしたものの、諸般の事情で頓挫してしまったオンラインゲームの企画を小説作品としてリメイクしたものである。

オンラインゲーム時の一部のキャラクター設定やインタビュー記事などは『Fate/complete material IV Extra material』に収録されており、東出、近衛、真田はいずれもその時からキャラクター設定を寄稿している。

「アポクリファ」の名の通り、外典という形容詞がしばしば用いられている。

世界観

第二次世界大戦前夜に執り行われた第三次聖杯戦争の最中に何者かが大聖杯を奪った結果、世界中でシステムを模した「小規模な亜種の聖杯戦争」が起きているという、『stay night』の並行世界が舞台。

冬木市から大聖杯が失われているため、本作の時系列では第四次以降の聖杯戦争は発生していない。奈須きのこからは「途中まで『stay night』と同じだけど今は完全に違う世界」とされている。


決定的な分岐点は第三次聖杯戦争においてアインツベルンがどのクラスのサーヴァントを召喚したかによるもので、アヴェンジャーを召喚した結果が『stay night』やそれに近い並行世界の『Fate/Zero』の世界で、ルーラーを召喚した結果が本作品の世界である。

このため『Zero』以降の世界で第四次聖杯戦争に関わった人物たちも作品内に登場、もしくは名前が挙げられることはあるが、全員が並行世界に生きる別人であり、本作の本筋には関わらない。

あらすじ

第三次聖杯戦争の折に冬木の地から失われた大聖杯「第七百二十六号聖杯」が発見されたことから物語は始まる。

大聖杯を奪い、隠匿していたユグドミレニア家はその聖杯をシンボルに掲げ、魔術協会からの離反を宣言する。

それを討伐すべく派遣された魔術協会の部隊はユグドミレニアのサーヴァントに壊滅させられてしまうが、最後の生き残りが、大聖杯の予備システムの起動に成功。

これにより本来の7騎に加えてさらに7騎、計14騎ものサーヴァントを召喚することが可能になった。

ユグドミレニアの7騎のサーヴァントに対抗すべく、魔術協会側の魔術師もまたサーヴァントを召喚する。

こうして、ユグドミレニア家の魔術師たちである「黒」の陣営と、ユグドミレニア家討伐のために魔術協会に雇われた魔術師集団「赤」の陣営による「聖杯大戦」がルーマニア・トゥリファスにて開始された。

Fate/Apocrypha - Wikipediaより抜粋


Fateシリーズの正史と見せかけて、ifの世界観だったりします。

主人公のジークくんですが、死にかけのへなちょこです。
このへなちょこが主人公としてどの様に活躍していくのか?というのが本作の見どころの一つです。
Fateシリーズのファンでしたら、FGOとかヤってて本作未視聴でもある程度の内容はご存じだと思います。
なので、アニメのFateシリーズは観た事あるけどApocryphaは無いです!という方向けの記事とさせて頂きます。
本作の一番のウリはサーヴァントの多さです。

14名+1名の計15名ものサーヴァントが登場します。
そして↑がルーラーのサーヴァントであるジャンヌ・ダルクです。
「Fateでジャンヌが出てくるアニメってコレなんだぁ」
と色んな方に言われましたw
他にも

かの有名なウィリアム・シェイクスピアや

フランケンシュタインが女性だったり

ブリテンの円卓騎士も女性

イギリスでは恐怖の象徴である切り裂き魔までもが女性だったりします。


他にも魅力的なサーヴァントが揃ってまして、名前を聞いただけで「ぉお!?」ってなりますし、戦闘力も高く見えます。

TVアニメ「Fate/Apocrypha」 PV第3弾
ほらっ
このPV観たら凄く面白そうでしょ?
実際面白いのですが、残念な部分もありますのでソコは正直に申し上げておきます。

ストーリーも中弛みしている所はあるのですが、最大の欠点は戦闘シーンです。
A-1 Picturesが制作しているので安心しておりましてし、序盤の戦闘シーンは迫力があったと思います。
しかし、良いシーンとそうで無いシーンの差が結構ありまして、アクションディレクター辺りのせいなのかな?とも思いましたが、もう少し上手く見せて欲しいな!と思うシーンが多々ありました。
特に終盤の戦闘シーンは手抜き感が凄かったです。
Fateシリーズのアニメ化は『Fate/EXTRA』以外全て成功してますし、FGOでたんまり儲けてるのですから予算もスケジュールも余裕を持って制作して頂きたかったです。
十分な予算と時間があれば、バトルモノも得意な安定性抜群のA-1 Picturesですから、もっと良い作品になったと思います。
こんな事を言うとTYPE-MOON信者に怒られそうですが、自分達はあんまり仕事してないクセに、依頼先にはタイトなスケジュールで仕事をさせるのはどうかと思います。
本作の件だけで無く、FGOの解説でのパクり問題等も含めTYPE-MOONという会社はプロ意識が低いと言わざるを得ません。
「Fate」という作品は日本を代表するゲーム&アニメのコンテンツであり、私自身も大好きなタイトルです。
TYPE-MOON自体がFateでもってる様な会社なので、ココだけは手を抜かずにいいモノを創って頂きたいと思う次第です。


話は横道に反れましたが、色々と惜しい作品です。
オススメ度は★3ですが、Fate好きには是非ご覧になって頂きたい所です。

あと本作のメインヒロインはジャンヌでは無くアストルフォきゅんです。
異論は認めません。
それでは、良きアニメライフをノシ

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